照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

トランプ氏の暴言にはただ口あんぐりだ

"トランプ氏、オバマ大統領を「IS創設者」と発言"というニュースにはびっくりさせられた。

"・・・さらにトランプ氏は「彼はISISの創設者だ。いいか?彼が創設者だ!彼がISISをつくったのだ」と繰り返し、「そして共同創設者は、心の曲がったヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)だと言っていいだろう」と付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News"(8/11・AFPBB News より)

イラクで戦死した将校の両親に対する侮辱発言、演説会場で泣き止まない赤ちゃんへの問題ある発言、対立する民主党の大統領候補へ向けて物騒な事を示唆する発言と、暴走が加速し続けている感があるところへまたもやで、まさに口あんぐり状態だ。

先日のラジオ番組で、アメリカ在住のジャーナリスト北丸雄二さんが、
"トランプ氏は、名前を売ろうと立候補しただけなのに、勢いで大統領候補に指名されてしまった。だが、本当はやりたくないのかもしれない。だから次々と、アメリカ社会ではタブーとされる領域で過激な事を言うのではないか。戦死者と赤ちゃんに対しての今回の発言はとりわけまずい"
とおっしゃっていたが、その後も繰り出される暴言に、さもありなんと思えてきた。

それにしても、言うに事欠いてと、トランプ氏の人間性を疑う。大統領候補から下りたくても、自分からはできずに、誰かが止めてくれるのを待っているのだろうか。それとも、真剣にホワイトハウス入りを目指しているのだろうか。アメリカの大統領選とはいえ、その結果が日本にも深く関わることなので、どうしても気になる。

遊説先ではかなりの人気だというトランプ氏の娘さんは、このような親を、何の思惑も無しに本心から応援しているのだろうか。トランプ氏の本音をはじめ、まったくわからないことだらけだ。案外ご本人は冷静に、(理性だの知性だのはなんぼのもんじゃい)と、電卓を弾いているのかな。