照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

最近は詐欺の手口がより巧妙になっているそうだーご用心を!

最近の詐欺は更に巧妙になっていると、ラジオで、キャッチセールスに詳しいルポライターの多田文明さんが話されていた。

例えば、知らない番号からかかってきた電話に、こちららから掛け直してみると、音声ガイダンスが流れる。〜の方はこちらへの指示に従って、自分に該当する1とか2または3を押すと担当者が電話口にでるが、この場合、どの番号も、すべて詐欺犯につながるのだという。それを防ぐには、知らない電話番号へは掛け直さないことだという。

また、インターネットでアダルトサイトなどに誘導されると、カチャッと音がする。写真を撮られたのかと勘違いしがちだが、無視してよいそうだ。誤操作した場合はこちららへとあっても、その番号は詐欺犯につながるようになっているので、絶対かけないこと。うっかりかけてしまっても、相手が出たらすぐ切る。

それと、求人サイトでの詐欺にも注意を呼びかけていた。メールマガジン作成のアルバイトと称して、1日短時間で月10万とかうたって人を集める。これは最初に登録料が必要だが、3千円とか5千円と安くしてある。次に研修の名目で、3日間くらい自宅で簡単なことをするのだが、報酬が振り込まれる。

次に、一度くらい仕事の依頼があって、僅かな報酬も振り込まれるが、その後はさっぱりなので、連絡すると、自分でウエッブサイトを作った方が儲かると言われる。その初期費用が30万かかるが、回収できない場合は、返金するという。

それではと初めてみると、思うように上手くはいかない。すると、何のかんのうまいこと言いくるめて、サーバー拡張をすすめる。費用が400万かかるが、こちらが半額負担するという。これが、そもそもの詐欺犯の目的ということだ。

アルバイト希望者に、報酬として少額振り込んで安心させるというのは、形こそ違うが、数回、少額を借りてきちんと返済し、相手に信用させたところで、大きな金額を借りて姿をくらませるという、昔からある詐欺の常套的な手口だ。自宅で簡単にできるというので、手を出しやすいが、例え少額でも登録料など要求される時は、疑ってかかる用心深さも必要だ。

いずれの例にせよ、とにかく、電話をしてはいけない。詐欺犯は、こちらの一歩先をいっているので、話を聞いているうちに、どんどん深みにはまってしまうということだ。

他にはどんな例があるのだろうと、調べてみると、まあいろいろ出てくる。税務署員や銀行員を騙ったりして、個人情報を聞き出そうとするなどもあるが、電話口では、絶対言わないに尽きる。もし少しでも気になることがあれは、自分から、銀行なり税務署なりに直接足を運んで確認するようにしたい。もしくは、自分で電話番号を調べてかけてみる。

 これからは、自分は大丈夫ではなく、自分だから騙されると肝に銘じておくしかない。そして、詐欺に関わらず、体調を含め自分の生活全般で、少しでも、変だなと引っかかるものがあったら、面倒がらず何でも自分で確認することを習慣にしたい。後の祭りと悔しがるのではなく、その一手間を大事にしたい。