照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

1分の重みを感じた日ーバスを降りてから搭乗手続きまで4分という慌しさ

今回は、成田から関空まで春秋航空関空からレンタカーで四国入りという予定だ。12時出発なので、余裕だろうと東京駅10時発のバスに乗車する。これがちょっとドキドキものであった。

以前成田からスクート航空を利用した時は、第二ターミナルだったので、約1時間で到着した。しかし今回は、第三ターミナルだ。各ターミナルの到着時刻の案内を聞いていると、第二、第一の順に留まり、第三へは11時20分着予定という。

ということは、登場手続き締め切りまで、バスを降りてから5分だ。事前に調べておかなかったのが悔やまれる。おまけにこの日は、やや混雑しているので、通常とは別の入り口から首都高に入るという。途中渋滞しなければ、到着時刻に変更はないとのアナウンスに、祈るしかない思いだ。

第二ターミナルに11時4分に到着、第一ターミナルではやや降車客が多く11分に発車。着いてすぐ下車できるよう、一番前の席に移動しておく。1、2分でも早く着いてほしいと願うが、21分に到着。真っ先にバスを降り、エスカレーターを駆け上がり、走ってゆく。荷物をバスのトランクに預けたりしていたらこの時点でアウトだが、手荷物だけなのでよかった。

足の速い次男が自動チェックイン機まで先に行き、姿を見失わないよう私も必死でその後を追う。係員から、連れはと聞かれている時に私が到着。ギリギリながら搭乗券を手にしてホッとする。

すると、係員が、まず次男の荷物、ついで私の荷物の重さを手で持って確認。ラッキースプリングということで、手荷物は5キロまでだ。私のバッグは、はかりに乗せて計測となった。自宅で、きっちり測っておいたが、念のためコートは着用するからと手に持つ。セーフで、こちらも一安心だ。

搭乗口へは11時40分までとあるので、保安検査場へ急ぐ。順番待ちをしていると、搭乗口が162から163へ変更とのアナウンスが流れる。35分に検査場を通過。一応電子掲示板で搭乗口を確認してからゲートへ急ぐ。ゲートが見えたところでトイレに行き、搭乗口に着いたのが39分であった。

ともかく間に合って良かったとホッとしながら、次男が買っておいたくれたポカリスエットの蓋を開ける。するとなんと、機体到着の遅れにより、登場時間が遅れるというアナウンスだ。結局、12時から搭乗開始となり、関空には、15分遅れの13時45分に到着した。

ずいぶんドタバタしたが、搭乗できて良かった。かつて、『4分間のピアニスト』という映画があったけれど、私たちは、「4分間の粗忽者」だ。

それにしても、今回ほど1分の重みを感じたことはなかった。時間には余裕を持つ主義の私だが、次男と一緒という安心感も手伝ってか、自分で事前下調べを怠ったことを深く反省した次第。