照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2016年ポルトガルの旅 おもちゃ箱のようなオビドス

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ポルタ・ダ・ヴィラ(村の門)

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アズレージョ(装飾タイル)

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この門をくぐって城壁内へ入る

カンポ・グランデを11時に出発したバスは、オビドスへ12時過ぎに到着。バスを降りるとすぐ側に階段がある。ここを上がって右手に行くと、町への入り口ポルタ・ダ・ヴィラ(村の門)がある。この門は、敵が入るのを防ぐため、ジグザグと進む。門の中はアズレージョで装飾されている。

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城壁から町を一望 中央奥がボサーダ・デ・カステロ

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左側がメインストリート

門をくぐるとすぐ左側に、城壁へ登る階段がある。ここへ登ると、町全体が見渡せるが、私は荷物があるので、先ずホテルへ向かうことにする。門の前で、道が2方向に分かれている。左側が、メインストリートのディレイタ通りで、土産物屋さんやレストランが並んでいる。

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両側に店が並ぶデレィタ通り

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サンタ・マリア教会

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サンタ・マリア教会内部

 実際に歩いてみると、写真で見て想像していたよりはずっと狭い道だ。でも可愛らしい。この通りの上下にも道が延びていて、どこもかしこも絵になる。途中サンタ・マリア教会とサンタ・マリア広場を右手に見ながら尚も進む。

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宿泊するホテル カーサ・デ・サンティアゴ・ド・カステロ

15世紀の城を改装して宿泊施設にしたボサーダ・ド・カステロが見えて来たので、私の泊まるホテルもそろそろかと右手を見れば、カーサ・デ・サンティアゴ・ド・カステロと門に書いてある。

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可愛らしい部屋 窓からは城壁が見える

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窓から城壁を見る

中に入ると、すぐ部屋に案内された。荷物を置いてからチェックイン。その後でオーナーのカルロスさんから、ポルトガルから伝わったお菓子が、日本ではなぜカステラと呼ばれるようになったか知っているかと聞かれる。もちろん知らない。すると、その由来について説明してくれた。このホテルは、日本人も結構利用しているそうで、毎回話しているという。

 ところで、カルロスさん説では、卵白をしっかり泡だてると城つまりカステロに見えるとポルトガル人が言ったのを、聞いた日本人がお菓子の名前と感違いしたというものだ。後で調べると諸説あるが、カステーィリャ地方(スペイン)のお菓子が、カステラになった説が有力だ。

話し好きのオーナーと、キリのいいところで話を切り上げ、すぐ近く、ボサーダの横の城壁へ登ってみる。城壁内を見下ろすと、連なる屋根がまことに可愛らしく、おもちゃ箱のようだ。単純な私は、来てよかったと嬉しくなる。無理に感動を求めなくても、自然と気持ちが高揚してくる。

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城壁から見た回りの風景

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城壁の内側 村の門は中央奥辺り

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城壁

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城壁

だが、城壁をぐるっと一回りするには陽射しが強すぎる。半袖で歩いていても暑すぎるので、早々に町歩きに切り替える。といっても小さな町なので、あちこちの路地に入っても、すぐ回り終えてしまう。昼食を摂りがてら休憩にする。

次へ続く