照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2016年ポルトガルの旅 オビドスからナザレへ

旅3日目は、オビドスからナザレへ移動する。8時に朝食をと心づもりでいたのに、疲れがでたのか、この朝は8時過ぎに目覚めた。朝食を済ませ程なくチェックアウト。まだ10時前で土産屋さんも開店準備中だが、観光客はぞくぞくとやってくる。ここオビドスは、かなり人気だ。昨日は、日本人のツアー客にも出会った。
リスボンからやってくるカルダス・ダ・ライーニャ行き10時30分のバス(1.6ユーロ)に乗車する。リスボンから日帰りするには丁度良い時間帯なので、観光客も結構多く下車する。皆さんが降りたら乗ろうと待っていたら、いきなりドアが閉まった。慌てて乗ることをアピールすると開けてくれたので、ホッとする。ドアの横ではなく、運転手さんにはっきり分かるようバスの前辺りで待っていれば良かったのかもしれない。
ほぼ10分ほどでカルダス・ダ・ライーニャに到着。窓口でナザレというと、11時40分発の券(3.6ユーロ)を渡された。11時10分発のバスがあるはずなのに、今日はないのかと思い、そのままバスターミナルの待合室で待つことにする。

せっかく接続の良い時間を選んだのに、30分も余分に待つ羽目になってしまった。もしかして、バス会社が違うので、窓口では自社バスを優先させたのかなと思ったがそれは後で気づいたことだ。

窓口には、乗りたいバス会社の名前も書いてあったので、当然一番早く出発するバスの乗車券を売ってくれるものと考えていたのだが、どうもそうではなかったようだ。切符を購入する際は、必ず行き先と希望するバスの時刻を書いた紙を渡すべきだったと反省する。
ナザレへは12時半頃到着。バスターミナルというにはかなり小規模だが、チケット売り場に椅子4脚ほどの待合室とトイレが備わっている。翌日のコインブラ行きのバスの時刻は調べてあるが、先ほどの件を教訓に、念には念を入れてと、係員に時刻を尋ねると紙に書いてくれた。

しかし、その場では購入しなかった。8時10分か10時50分、どちらにするかで迷っていたからで、翌日の様子見ということにした。今朝のように8時過ぎまで寝てしまう可能性もある。それに、目覚ましをかけておくほどのことでもない。何れにせよ、成り行き任せで大丈夫だ。

バスの時刻も確認して安心したところで、バスターミナルを背にして、海岸の方に向かって歩き出す。3、4分でレプブリカ通りに出る。そこから更に歩いて、プライア地区にある本日宿泊するホテル、マール・プラヴォを目指す。レプブリカ通りとソウザ・オリベイラ広場に面していて分かりやすい。バスターミナルからは12分ほどだ。

続く