照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2016年ポルトガルの旅 カステロ・ブランコに2泊して休養

バスターミナルの前の通りを、駅に戻る感じで左に進み、道なりに行くと約10分くらいで本日宿泊するホテル・ライーニャ・D・アメリアへ到着。ガイドブックでは三ツ星表示だが、ホテルには4ツ星マークが付いていた。といっても、朝食付きで50ユーロ、無しで45.90ユーロと安い。だが、部屋は広くとても快適。

f:id:teruhanomori:20161125143354j:image

f:id:teruhanomori:20161125143420j:image

f:id:teruhanomori:20161125143523j:image

f:id:teruhanomori:20161125143449j:image

チェックインして、部屋に荷物を置くとすぐ街に出る。想像していたよりずっと規模が大きく、小綺麗な町だ。これまで回ってきた町とはだいぶ趣きが異なる。土曜日のせいか人通りは少ないが、ポルトガルの他の町の例にもれず、ここでもおじいさんを中心に数人づつが立ったままおしゃべりしている姿が目につく。

f:id:teruhanomori:20161125143556j:image

f:id:teruhanomori:20161125143620j:image

f:id:teruhanomori:20161125143648j:image

f:id:teruhanomori:20161125143710j:image

f:id:teruhanomori:20161125143751j:image

f:id:teruhanomori:20161125143732j:image

何となく歩いているうちに、城への登り口へ出た。この周辺、旧市街はいかにもポルトガルという感じだ。しかし本当に人がいない。城まで行くと、ようやく観光客数人を見かけた。城はほんの僅かに残っているだけだが、ここから町全体、及び遠くの山々を眺めていると非常に気持ちが良い。

f:id:teruhanomori:20161125143839j:image

f:id:teruhanomori:20161125143922j:image

ここには特に見所がないので素通りと書いてある記事もあったが、私は逆に何にもないこのような町が好きだ。ぶらぶら散歩したり、カフェで休んだり、あるいはベンチに座って道行く人を眺めているのも良い。見所があるとかえって、見逃しては損という気になって、せっかくだから行ってこようかになってしまう。

私の場合、まったくのゆるゆる旅なので、町の雰囲気を味わえればそれで十分。できればどこでも連泊してボーッと過ごし、思いついたように時々観光というスタイルが好みだ。行ったからには、見所を隈なく回ってみようなんて気はさらさらない。

本日の見学は城だけにして、通りがかりのカフェレストランで昼食にする。客入りも良く賑わっているが、レストランが少ないためかなとの思いがチラっと頭をかすめる。

だが、注文したポタージュ風のスープ(ソーパ・デ・レグーメス)とタラはとても美味しく、だから地元の皆さんが来るのだろうと納得。付け合わせのジャガイモは、新ジャガの食感であっさりと食べやすい。

f:id:teruhanomori:20161125143945j:image

ソーパ・デ・レグーメス

f:id:teruhanomori:20161125144024j:image

大きなタラ 付け合わせに芽キャベツとジャガイモ

f:id:teruhanomori:20161125144044j:image

カフェレストラン 外観

最初、メニューにオクトパスライスとあったので、それを指差しながら伝えると、コッドフィッシュですとのこと。エッと思いポルトガル語表記を見れば、確かにバカリャウとある。これでは何のためにメニューに英語表記をしているのか。客は困惑するだろうにと思ったが、特に指摘もしなかった。

f:id:teruhanomori:20161125144106j:image

食事の後は、またぶらぶらして、翌日の食料を買い求めてからホテルへ帰る。何しろ翌日は、日曜で雨の予想だ。丁度疲れも溜まってきたので、一日中ホテルの部屋で休養するつもりだ。

ミニマーケットで、一種類づつ果物やパンにビスケットなどをあれこれ購入。初め店のおばさんは、全部一個づつの買い物にびっくり気味であったが、途中からこれはどうだとばかりにいろいろ勧めてくれて、ついそれらも買う。ホテルでの朝食は翌日のみとしているので、チェックアウトするまでの食べ物を用意しておく必要がある。

f:id:teruhanomori:20161125144137j:image

 ホテルの部屋