照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2016年ポルトガルの旅 いざモンサントへカステロ・ブランコからバスで

旅7日目11/21月曜日、本日は12時25分のバスでモンサントに向かう。ホテルを11時過ぎにチェックアウトしてから、通りがかりのカフェで朝食を摂る。前日は、丸一日ホテルにいたので疲れもすっかり取れた。そうなると、さすがにじっとしているのにも飽きて、少し動きたくなってくる。

トシュタ・ミシュタ(ハムとチーズのホットサンド)とカプチーノを頂く。なかなか大きくて食べ応えがある。今しっかり食べておかないと次はいつかとの思いが過ぎり完食する。お腹は満腹だ。

バスターミナルへ行くと、ご老人を中心にバスを待っている人が多い。私も椅子に座って待つ。そこへ日本人らしき人が現れ、いきなり声を掛けられた。聞けば、これからモンサントへ行くとのことだ。旅は道連れとばかりに、さっそくご一緒することにする。

九州在住のOさんという方で、1ヶ月かけてスペインとポルトガルを回っておられるそうだ。モンサントの次はマルヴァオンというので、翌日も途中のポルタレグレまでは同じバスということになった。おかげで、モンサントから帰って乗り継ぎまでの5時間あまりを、退屈せずに過ごせそうだ。

ところで、バスに乗車する時運転手さんに確認すると、モンサントへは直行ではなく、イダーニャ・ア・ノヴァで乗り換えとのことだ。乗り継ぎ地に着いたら教えてくれるという。遠くにモンサントらしき岩山が見えてきたなと思っていると、イダーニャ・ノヴァの町に入る。ここまでは、ほぼ1時間だ。バスを降りる際運転手さんが、隣のバスがモンサント行きと教えてくれる。

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モンサント行きのバス車内から

午後の1時半と早い時間だが、学校帰りの学生さんで、バスは結構いっぱいになる。ここから更に1時間程乗車して、モンサントのバス停に着く。ここが終点ではないが、山の上なので運転手さんに確認するまでもなく分かった。だが、離れた席にいたOさんは、ここは違うんじゃないとか言っているので、念のため運転手さんに聞くとやはりそうだった。誰かと一緒だからと安心せず、必ず自分で確認をすることが肝心と学んだ次第。

ところでこのバス停に、観光バスが停まっていた。こんなところまで来るのだとびっくりしていると、山の上からなんと日本人のツアー客が降りてきた。挨拶してみて日本人と分かったのだが、Oさんによると、モンサントはご自分が利用する旅行会社のツアーにも組み込まれているということだ。

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中央建物の前に標識

まずは、それぞれ宿泊する宿を目指すことにする。標識に宿の名前があって、左とか右とか矢印があるので、それに従えば難なく着けるのでホッとする。だいたい、村人の姿は見当たらなので、標識でもなければツーリズモで聞くしかない。

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宿泊するカーサ ピーレス マテウス (翌朝撮影)

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階段を上って上へ

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部屋

私の宿泊先は、バス停から程近いところであった。Oさんとは、明朝7時15分のバスでお会いすることにして、ここからは別行動とする。私の宿は、姉妹でなさっているようで、どちらも英語は話せないが、タブレットを駆使していろいろ説明してくれる。部屋を三室ほど案内して頂いた後、一番景色の良い部屋に決める。

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食堂

朝食は8時だという。ナザレの例があるので、「明日は7時15分のバスに乗る」、「チェックアウトは7時」と、大きくポルトガル語で書いておいたメモを見せて、今支払いも済ませたい旨伝える。分かってもらえたようで、朝食は食堂に準備しておくという。支払いをして領収書をもらってから、部屋に荷物を置きさっそく城跡まで出かける。
続く