照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2016年ポルトガルの旅 カステロ・ブランコからバスでエヴォラへ

バスに乗車する時、新たに一人旅の日本人女性に出会った。彼女は、ポルタレグレからカステロ・デ・ヴィデに向かうという。マルヴァオンに行くOさんとは同じバス停で下車するので、Oさんも心強いだろう。

私は逆に一人になって、ややホッとした。やはり、人とずっと一緒というのは何かと気を使う。Oさんとはリスボンで滞在が重なる日があるのだが、あえて約束はしなかった。何といっても一人が気楽だ。

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バス車内から

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ところで、カステロ・ブランコを10分遅れの午後2時25分に発車したバスは、ポルタレグレに3時35分に到着。お二人と別れ、私はこのままバスに乗って、本日はエヴォラまで行く。

エヴォラに着いたのは5時10分、そろそろ日没だが辺りはまだ明るい。暗くなる前に着いて良かった。バスターミナルから、町の中心ジラルド広場までは10分程だ。ホテルは、その少し先10月5日通りにあるリヴェエラ。ホテルに近づくにつれ、やや暗くなってきたが、ここには昨年も2泊しているので場所はすぐ分かる。

ホテル並びの店で、夕食用にキッシュとソーセージが入ったパイと水を買ってからチェックインする。一旦部屋に入ると、外に出るのが面倒になってしまう。それにレストランの夕食時間まではまだだいぶ間があって、とても待ちきれない。

カフェで、朝9時半過ぎにフルーツタルトを食べてから何も食べていない。私の朝食にと、宿で用意してくれた果物かパンでも、もらってくればよかったと思い始めていたところだ。カステラ風のケーキとハムを少しつまんだだけで、果物やパンにはまったく手をつけなかった。これからはカッコつけずに、非常用に備え、何か少し頂いておくのが賢明かもしれない。

ホテルでは、通りか裏かどちらの部屋がいいかと尋ねられ、静かな方を選ぶ。昨年泊まったちょうど一階下の部屋であった。部屋に案内されると、到着を見計らってか既に温められていて快適だ。翌朝は10時のバスを予定しているのでゆっくりできるが、食事、洗濯、入浴を済ませ早々と休むことにする。

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ホテル リヴェエラ 女学生気分になれる簡素な部屋