照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ウドリアって?〜九州では今月中なら食べられるそうだ

昨日の朝、いつものように5時からラジオを聞いていると、その日のご当地便りは長崎からであった。"ウドリア"という料理の紹介で、女子高生たちが考案したものだという。

これは、"ライスの代わりに五島うどん、あごだしの隠し味にホワイトソース、パン粉の代わりとして皿うどん麺を使用。熊本地震の被災地応援も兼ねて熊本産トマトを輪切りにして載せ、彩りを添えた。"ものという。

そして、熊本のトマト農家さんが、地震の後も、消費者に美味しいトマトを届けたと頑張っていることを知り、実際に益城町を訪れたそうだ。全壊した家から避難所に移るも、一時は人が溢れていたため、ビニールハウスで寝泊まりしながらのトマト栽培ということを聞き、彼女たちは、この生産者の熱き思いも伝えたいと、プレゼンに臨んだという。

その甲斐あって大会では、ご当地の食材の活かし方と共にプレゼンが素晴らしかったということで、見事準優勝を獲得したそうだ。ちなみにこの"ウドリア"は、コンビニ大手ファミリーマートが商品化、2月7日から九州限定で発売されていて、販売は今月いっぱいまでだという。

メニュー考案までは良くあることだと思うが、トマトを選ぶ段階で生産者のことを知り、ぜひ会ってみたいと即行動するこの女子高生3人組に、凄いなと感心させられる。そして、トマト農家さんの思いを自分たちが皆に伝えねばという意気込みが、準優勝という結果に結びついたのだろう。

ラジオで又聞きしているだけの私にまで、その熱意が伝わってちょっとジーンとする。そして、ウドリアはもちろん、そのトマトも食べてみたい思いに駆られる。でも、九州限定発売、しかも今月で終了では機会はない。せめてスーパーへ行ったら、熊本・益城町産のトマトを探してみよう。