照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

リフォームが済んだ部屋で気分も一新ウキウキと

劣化が目立ち、陋屋の見本のような部屋が、リフォームしたらずいぶんグレードアップした。キッチンやバストイレの設備を新しくして、クロスやカーペットを取り替え、玄関に床、クローゼットやドアにシートを貼って、枠もペンキで塗ると、以前とはうって変わった。

一部屋はドア枠ごと交換したのだが、残す箇所はすべてそのドアの色(ウォールナット)に統一して、上からシートを貼ってもらった。もしかすると、これまでの白に比べ、だいぶ暗い感じになってしまうかな、との懸念も吹き飛ぶ仕上がりで大満足だ。

そして、プロの仕事はやはり見事と感心するばかり。塗りが剥げかけた部分のでこぼこに加え、ぽこぽこと穴や傷があった所もきれいに補修されて、何事もなかったかのように、すっかりお化粧直しが済んだ。

実は、見積を依頼した段階で、クローゼットのドアなどに上からシートを貼るのは、自分でやった方が安いですと、見積に含めない業者さんもいた。それでいて、希望していないことを提案してきたりもした。無論、こちらの方はお断りしたが、私のように、不器用極まりない者が自分でやったら、こうは上手くいかなかったに違いない。

ついでに言うと、一部屋はエアコン新設が必要だったのだが、この業者さんは、「量販店に頼んだのが安いですよ」の一言であった。専用コンセントを取り付けたり、非破壊検査をして壁に穴を開けたりするのは後からでもできるだろうが、再度工事は厄介だ。仕上がったのを見れば、やはり一緒にやっておいて良かったと思う。

中古で手に入れた部屋だが、前の持ち主の方がきれいに住まわれていたので、手直しせずにずっとそのままでいた。でもいつかはと、リフォーム費用をコツコツと準備していた。ここ数年、いつにしようかとタイミングを見計らっていたが、今年に入ってからトントン拍子に進み、無事完工となった。

部屋の真ん中で、ぐるっと隅々まで見渡していると、かつて飾ってあったお気に入りの絵(複製)さえも飾るかどうか迷ってしまう。そして、もう物はいらないという思いが、改めて湧いてくる。

クローゼットに詰め込んだ荷物を所定の位置に戻す作業が待っているのだが、カラーボックスは一個だけしか購入していない。入らない分は、再度整理し直して、クローゼットに置いておくか、もしくは処分するか、今しばらく考えよう。

引き渡しから一夜明けた日曜日は雨、でも心はウキウキと弾んでいた。それにしても、リフォームで、気分がこれほど一新されるとは思いがけなかった。後はこのまま、簡素で居心地の良い部屋を維持してゆきたい。 一区切りついて、新たなスタートという感じだ。