照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

マドリッドでは立地と価格を考慮〜アトーチャ駅近くのオステルに滞在

サラゴサからマドリッド・アトーチャ駅に到着してみれば、そこには人も車も溢れていてさすがスペインの首都、大都会だなと唸る。しかしこれじゃ、駅前の道路が広すぎて、どれが目指す方向なのか見当もつかず面食らってしまう。用心のための手書きの地図なんて、ちっとも役に立たないではないか。

 

仕方がないので、目立たない所に移動してガイドブックの地図を見る。AVEを降りた後、人の流れについて地上までエスカレーターで上がって来ていたので、自分が駅構内のどの辺りにいるのかさえよく掴めていない。アトーチャ通りに出たいのだが、どれがどの通りなのか、地図を見ても位置関係が今一よく解らない。

 

とりあえず目の前の広い道路を渡って、通りの表示を探しつつ、道行く人にも尋ねてみた。すると、難なく分かりホッとしたが、実は、ここで聞かなければ反対方向に行くところであった。すんなり行けば、この日から4泊するオステル(バレーラ)までは駅から5分ほどだ。おかげで、予め連絡しておいた時刻までには着けた。

 

オステルに泊まるのは初めてだが、本によるとペンションとある。でもどんな所だか、イメージは湧かなかった。到着時間の事前連絡が必要ということは、誰かが常駐しているわけではないのかとやや不安もあった。(ちなみにeメールで連絡・英語可)

 

が、何のことはない。そのオステルは、普通の住居用建物の2階全部を、日本で言えばビジネスホテル位の広さの部屋に作り変えており14室ある。受付には常時誰かしら居るので、外から帰って来た時は、1階のベルを押して名前を言うと鍵を開けてくれる。受付の人はほぼ毎日代わるのだが、全員が女性で、どなたも一様に感じが良かった。

 

部屋の狭さは気にならなかったが、最初、隣室の話し声や音が筒抜け状態(と言っても言葉は解らないが)だったのには、内心、価格で選んだのは失敗だったかと思った。でも、不思議なもので、持参の耳栓をつけていたらいつの間にかグッスリ眠っていた。早寝早起きの私が目覚める時間帯は、皆さん熟睡中でまことに静かであった。そんな環境ではあったが、滞在中は毎日、自分でもびっくりするほど良く眠れた。

 

宿泊場所をアトーチャ駅周辺にしたのは、プラド美術館に近いというのが一番の理由であった。マドリッドで訪れるのは、ここだけでもいいくらいに考えていたのだが、ソフィア王妃芸術センターはすぐ側だし、ティッセン・ボルネミッサ美術館も近くて、まさに地の利があった。

 

但し、再度利用するかというと悩めるところだ。皆さんが就寝中以外は、水回りをはじめ小さな物音でも聞こえてくるというのは少し厳しい。だが、今回のように旅行するには良いシーズンで、軒並みホテル代が高すぎる時には一考の余地ありだ。何しろ、バルセロナでの1泊で4泊できるのだから、これは魅力だ。