照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

旅の安全対策はバッグに工夫かつ一瞬でも気の緩みが無いよう心するに尽きる

今回の旅行では、思いつく限りの対策を施した。まず、財布は持って行かないことにした。海外では、小銭入れにその日使う分プラスアルファの現金を(紙幣は折りたたんで)入れておき、その他のお金は腹巻き型の物入れに入れているので、正直、財布は邪魔だなと思っていた。(実際、財布が無くても何の不都合もなかった。)

 

でも万が一、お金が不足して、腹巻きからゴソゴソやっていたのでは、カッコ悪い上不注意極まり無い。そこで、更にプラスアルファ分を、バッグの内側に吊るした袋に入れておくことにした。このバッグへの工夫が、今回の防犯対策のポイントだ。

 

昨年までのファスナー付きバッグに替え、普段使いの革製トートバッグを持って行くことにした。だが、トートバッグは、そのままでは、悪事を企む人から見ればシメシメと隙があること夥しい。これは日本でも同様なので、中には、以前買い物した時に付いて来た綿製の袋を入れている。持ち物は全てこの中に入れ、袋の口も閉めておく。

 

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バッグの中に入れている綿製の袋

 

また、たすき掛けできるよう、ショルダーベルトを購入して、バッグの内側には、ベルトを付けるための布製ループも付けた。ここには安全ピンで小袋を吊るし、すぐ必要となる大事な物を入れておく。もしくは、トートバッグの内側についているファスナー付きポケットにしまう。

 

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上側が後付けのショルダーベルト 左上はパスケース

黄色のストラップにスマホを吊るす

右側 バッグの持ち手をスカーフで結わえておく

バッグの外のポケットには携帯ティッシュのみ

 

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バッグ内側拡大図

左側黄色がスマホを吊るす伸縮ストラップ 

手製布ループ上部にショルダーベルト

下部に安全ピンで取り付けた黄色の巾着型小袋

 

また、パスケースには、行く先々で購入した電車の切符など入れて、いつでもスッと使えるようにしておいた。この紐の内側には、伸縮ストラップをつけてスマホを吊るしている。

 

これは、写真を撮る時にすぐ取り出せて非常に重宝した。以前までのバッグだと、いちいちファスナーを開けるのが手間であり、撮るタイミングも外しがちであった。また、ホテルの部屋以外では括りっぱなしなので、盗難に遭う心配がかなり減る。スマホにはブック型カバーを付けているが、用心のため日頃からそこに紐をつけ、手首に巻いて使用している。落とし防止にもなって良い。

 

それと、だいぶ前にも言及したことだが、ズボンの前側左右に隠しポケットを付けているので、パスポートとカード類はそこに入れている。もし現金が盗難にあっても、カードがあれば何とかなる。それに、パスポートだけは何とか守らなければならない。無くなったら非常に厄介だ。それと、腹巻き型物入れに現金など入れて、場合に応じて使用した。

 

ホテルでのチェックイン時でもサッと出せるように、ポケットはウエスト上部から縫い付け、あるいは大型安全ピンで留めている。ポケットの中にカード類を入れるのは、保安検査場で引っかからないように、そこを通過してからにしている。ピンで留めるのももちろん通過後だが、今回は、機内で着用するズボンには縫い付けておいた。(乗り継ぎ地で再度検査がある場合あり)

 

このような対策をした上、バッグはたすき掛けをしてかつ肩から掛け、混雑時は胸に抱えていた。また、例えば食事する時でも必ず肩から掛けておき、絶対に身体から離さない。また、バッグの中に更に袋があるとはいえ、後ろから手を入れられても困るので、後ろ側の持ち手をスカーフで結わえておいた。そして、移動する日は、トートバッグとボストンバッグ両方のショルダーベルトを肩からかけていた。

 

いくら用心しても、狙われるのは一瞬だ。だから、安全そうと思える所でも、自分の部屋に帰るまではと、気は抜かないように心した。どれほど対策を立てようが、周囲に気を配ろうが、一瞬の気の緩みで全てが水泡に帰してしまうのだ。悪事を働く人は、その辺をよく見ている。だから、気を抜きさえしなければ、かなりの確率でスリ・置き引きから身を守れるはずだ。

 

多少のお役に立てればと、私なりの工夫をご披露した次第。近々旅発つ方へ、どうぞお気をつけて行ってらっしゃい!