照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2015-02-14から1日間の記事一覧

書くということ 雫石とみの場合

雫石とみという、明治44年生まれの女性が書いた『荒野に叫ぶ声』もまた凄い本だ。戦争で何もかも失くし、天涯孤独になった彼女は、女子保護施設に暮らしながら、日雇い労働に出る日々を送る。暮らすといっても、数人が寝起きする部屋では、自分が使えるスペ…