照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

子連れ旅

旅好きになった子どもたち 後日譚

子どもたちを連れての旅行は、ヨーロッパへ行った年の冬休み、ニューヨークを訪れたのが最後だ。あれからかなりの時が流れ、子どもたちは、今ではそれぞれ自分の旅を楽しんでいる。どちらも初めての一人旅から、いきなりハードで、旅慣れた人のスタイルにな…

食事の巻 初ヨーロッパ ⑤

僕が最初心配した食事問題は、何とかクリアできた。ロンドンでもパリでも最初の日に、母さんはまずハンバーガショップへ僕たちを連れて行った。アメリカでやっと覚えた、ハンバーガーの発音が通じるかどうか試したいらしい。度胸試しよと威張る母さんだが、…

パリの美術館は凄い 初ヨーロッパ③

パリでは美術館ばかり行った。最初はルーブルだ。朝早く、モンマルトルの丘に登ってパリの街を眺めていた時、出会った人が、ルーブルは早く行かないと混むと教えてくれたので、すぐに向かった。急いで行こうと地下鉄に乗ったのはいいけど、乗り換えを間違え…

ロンドンで浮かれる母さん 初ヨーロッパ②

夕方、ロンドンのホテルに着くと、部屋に荷物を置いて早速ホテルの周りを歩いた。初ヨーロッパに浮かれた母さんは、ロンドンの人たちの真似をして、信号無視でどんどん道を渡る。僕と弟にも着いて来いと言うが、沢山の車に少しヒヤヒヤする。来たばっかりで…

母さんと僕と弟の初ヨーロッパ ① 遠い日の思い出

*〈これから数回、かつて親と出かけた旅行が、子の目にはどのように映っただろうと、立場を変えて書いてみることにした。想像力の欠如著しい私ゆえ、子供らしからぬ表現は、ご愛嬌と読み流して頂きたい。〉母さんと僕と弟は、ロンドンとパリへ行くことになっ…