照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

社会

誰かに正解を求めるのではなく自分なりに考える習慣を

"ネット上で拡散されている、パリでのテロ攻撃に喜ぶロンドンのイスラム教徒の動画が、実は英国系パキスタン人たちが2009年のクリケットの試合の勝利に歓喜している様子を編集したもの ..."というツイッターに、暗澹とした気持ちになったところへ、 ”ロンド…

パリでのテロ事件を考えるきっかけに

今年初め、日本人がISの標的にされた時は、イスラムに関して、及びISが台頭してきた背景などについて、数冊の本を読んでみたが、結局その時だけで、引き続き考えることもなく今日まで来てしまった。今回、土曜早朝に、ツイッターでパリでのテロ事件を知って…

キラキラ女子に憧れるよりは自分なりの美学を持った生き方を

ツイッターでセレブ生活ぶりを披露していた人と、詐欺容疑で逮捕された人が同一人物ではないかと話題になっていて、遅まきながら私も、その関連記事を読んでみた。女性たちは皆、彼女の要素を心の中に持っている的論調にも、それに同調する男性にも、何か違…

目の前の仕事に全力投球することから道は開かれる

新卒でチャンスを逃したら、いわゆる一流企業と呼ばれる会社には、入社できないと思っている人は多いと思う。でも、稀有な例かもしれないが、そのような企業に、中途入社した人を、三例ほど知っている。 一人は、日本の大学を卒業後、ワーキングホリデーで、…

朝の挨拶は自分からしてみるーおはよう!

いつものように、最寄駅の一つ手前で下車、会社へ向かって歩いていた。すると曲がり角で、女の子とすれ違った。ぶつかるまでには至らなかったが、かなり近い距離であった。双方ほっとして、顔を見合わせた。 小学校低学年くらいだろうか、私を見上げたその顔…

子ども時代は遊びも必要

(入塾説明会で、低レベルの小学校に通うのは無駄という親へ塾講師が言ったこと)の記事については、ご存知の方も多いと思う。http://clover48.com/trend/kangaeru/post-906/この塾の先生の考えには、まったく同感だ。一昨日改めて読んでいたら、この記事とは…

ある家族の風景ー遠い日の雑誌から

私がまだ若い頃、ある雑誌で読んだエッセイが、今尚心に残っている。そこには、休日に出かけた浅草で、ある洋食屋さんで出会った家族連れの様子が、微笑ましく描写されていた。3人の子を連れた夫婦が店に入って席に着くと、母親が、さあ、今日は、父ちゃんに…

ゆるふわOLと言う前にー活用することを考えるべきだ

ツイッターで、"ゆるふわOL"という文字が目に入った。その元ブログを読んでみると、一般事務職の女性に対する揶揄的な記事であった。仕事に責任のない、男性の補助的業務だけに終始している女性の、会社での生態に、今時こんなOLいるのというのが正直な感想…

猛暑日にスーツって? 環境に対応できなければ未来はない

ラジオをつければ毎日のように、猛暑日、猛暑日とお知らせしてくれるが、やや辟易する。どこそこでは最高気温が何度です。適宜に冷房をつけて、熱中症に気をつけて下さいって、どれだけ教えてもらわなければ、私たちは我が身を守れないのだろうか。今年だけ…

自ら動かなければ道は開かれない

自分が動かなければ、何事も始まらない。ふとそんなことを思ったのは、少し前、本人の代わりに親の婚活が流行っているとのニュースを目にした時だ。いつの時代も、絵に描いたような出会いなんて稀だ。人と知り合う機会は、多い方がいい。だから、かつてのお…

一大産業となった医療と高齢者医療費負担に

先日の健康診断では、健診センターに7時頃到着した。これまででは、一番早い、とはいえ、10分位の差だ。だが、次々と大型の健診バスが繰り出してゆくのを見るのは今回が初めてであった。それぞれのバスには、数人の健診スタッフが乗り込んでいる。その様子を…

子どもを邪魔者扱いする社会に未来はない

私が通勤で利用する電車は、赤や緑に青にオレンジとなかなかにカラフルで、幼な子の人気を集めている。小さな無人駅のプラットホームには、次の電車の色を当てようと、線路の先を覗き込む可愛い姿がある。「つぎのでんしゃ、みどりだといいな」と親を見上げ…

幸せは誰かの哀しみの上にあることを忘れずにいたい

人の幸せは、誰かの哀しみの上に成り立っていると思うことがある。身近なところでは、受験での合格、不合格、かなり重い例えとしては臓器移植がある。ファストファッションの舞台裏なども、そこに含まれるかもしれない。各衣料品メーカーの、海外生産工場で…

パート従業員のサービス残業?

ある製パンメーカーの工場で、パート従業員への残業代未払いがあり、その額は、一人当り最大で月に約11万円という記事に驚かされた。昨年1月に、パート女性1人が作業中に脳疾患で倒れ、労災申請が出されたことから発覚したとのことだ。記事によると、サン…

母親こそゆとりの時間が必要

子どもが幼い時期こそ、母親にゆとりの時間が必要だ。それは子どものためでもある。育児休業中でも専業主婦でも、一日中子どもとだけ過ごしているうちに、次第に閉塞感を覚える。何か世の中から取り残されている感すらでてくる。そんな時こそ、誰かに預けて…

誰にも息抜きは必要

子育て中の母親が、子どもをベビーシッターに預けて遊びにでることへの批判が、20代から出ていることを嘆く記事を見た。これは育児についてだけではなく、家庭内に手のかかる家族を抱えている場合、例えば介護にも通じる問題だ。同様の批判に晒されるのを恐…

男の本音の底へ目を向けて

女性は商品価値のあるうちに婚活をという記事を目にして、ルミネのCMに続きまったくうんざりする。男性の本音は、重々承知している。意識変革をしたいとも思わない。そんな男は、相手にしなければいいだけの話だ。それならなぜ、そのような記事に反応するの…

ルミネのCMは男性の幻想から

ルミネのCMが、さまざまに取り沙汰されているが、これは、自分の中の女性像から一歩も出ようとしない男性たちが寄り集まって作ったのだろうと思った。そこへ追い討ちをかけるように、このCMを批判できるのは美人だけと宣う輩まで現れて、ずっこけてしまった…

ある医師のブログに思う

ある医師が書いたブログを時々見ている。本業の医療はもちろんのこと、社会問題などへも、医師の立場からのずばりとした提言はなかなか興味深い。多忙な合間を縫って多くの講演をこなし、本もたくさん出されている。本の内容が読む人に伝わるのは三割くらい…

老後破産の記事に思う

若くして高額所得者になった人(アメリカ)が、消費する事では心が満たされず、やがてミニマリズム(最小限主義)を実践するようになったいきさつを読み、四千万あっても老後破産という先週の記事を思い出した。夫婦二人の生活を賄うには、年金だけでは足らず、…

今話題のコラムに思う

作家が新聞に書いたコラムが、いろいろと物議をかもし、とりわけアパルトヘイト擁護のごとく思われる意見に、各国が反応しているようだ。私は、居住分離にはもちろんのこと、意見全般に疑問を感じる。記事を読んでいて、とりわけ、この方に抜き難くある選民…

家庭貯蓄率低下に思う その3

家庭貯蓄率低下を問題にする一方で、お金を抱え込むと思われる老人世代から何とか吐き出させようと、子世代との抱き合わせであれこれ政策を打ち出す。だが不安がある間は無理だろう。文無しになった自分を見てくれる人はいないと、誰しも考える。それに、も…

家計貯蓄率低下に思う その2

介護施設入所に費用がかかる話は、他にも数人の方から聞いていた。入所者自身の年金と貯蓄から費用を捻出している例が多い。 私が勤務する事務所があるビルに、夕方だけパートタイムでお掃除に来られる方がいらっしゃる。ビル内の廊下を掃除している折、ほん…

家計貯蓄率低下に思う その1

日本人の家計貯蓄率が2013年度初めて−1.3%になったという記事を目にした。『BBCは、「1975年当時の23.1%と比較すると雲泥の差・・・世界一高齢化のスピードが速い日本では、高齢者が貯蓄を取り崩して生活しているためこれからも貯蓄率の低下は免れない」と指…

元気な高齢者 その3

私の祖父母、両親、叔父叔母と、三親等以内に長く寝付いたり認知症になった人は殆どいない。但し、生命の長短は長幼とは別で、現在80代後半になる長男の父は、既に弟妹を4人失くしている。母の長姉である101歳になる伯母は、弟妹全て既にいない。母方は祖母…

元気な高齢者 その2

前回元気な高齢者で取り上げたTさんは、単に恵まれていた人ではないと思う。若い時から、自分の生活設計をきちんと考えていたのだと推測できる。私が入社した時、Tさんと同じバレーボール部に所属していた方があと二人いらした。Tさん同様、独身のAさん…

元気な高齢者 その1

「元日から高齢者10人のオムツを換えている・・・認知症の人が増えている気がする」という介護施設で働く方のツイートに、やるせない思いがした。厚生労働省の研究班の推計では、2025年に65歳以上の5人に1人が認知症になる可能性があるという。ちなみに2012…

住宅事情へのささやかな雑感

私が今お願いしている美容師さんはとても行動的な方で、興味の趣くままに様々なところへ旅されている。絵画も音楽もお好きで、1月に1度にお会いするのが楽しみだ。話題が豊富なMさんと話していると、こちらまで高揚してきてずいぶん元気が出る。昨年11月に…

考える事を人に委ねない

ルンビニ公園の花パリでの痛ましい事件を、私はツイッターで知った。テレビや新聞に縁がなく、ラジオでもニュースは、天気予報のついでに聞く程度だ。だがこれまで、取り立てて不自由を感じた事はない。テレビは地上デジタルテレビ放送に切り替わったのを機…