照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

旅の始まりは航空券選びから

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フィレンツェ アルノ河から望む彼方の山々
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アルノ河に架かるポンテ・ベッキオ

先ず、私が航空券を購入するにあたって気をつけているのは、現地到着と出発時刻だ。今回は、ローマ着が朝9時過ぎだったので問題なかったが、夜到着の場合は、少々高くても、明るい時間着へ便を変更する。

慣れた場所ならいざ知らず、初めての都市へは、暗くなってから入りたくない。迎えを手配するよりは、場合によっては便を変えた方が安上がりだ。私は、近頃はタクシーをほとんど使わない。もっぱら、公共交通機関利用だ。早く現地入りし、午後は早めにホテルでゆっくりした方がいい。遅く到着する便の場合は、空港側のホテルに宿泊するようにしている。

また帰国の便も、早朝出発は避けるようにしているが、選択肢がない場合もある。ノルウェーオスロで、朝6時過ぎの便を利用した時は、空港側のホテルに宿泊した。7月下旬であったが、念のため日の出の時刻も調べておいた。空港に隣接しているホテルで、フライトを終えたクルーがひっきりなしにやってきたので、実際には何の問題もなかったが、それは後で言えることだ。比較的安全な都市で、早朝でも明るいからと安心せず、配慮は怠らない方がいい。世の中に絶対はない。女性一人旅では、少々高くても安全第一を選ぶようにしたい。

今回ローマ発は、早朝便しかなかったので、あえてフィレンツェへ回った。また、乗り換えの待ち時間もあまり長くないようにと考えパリ経由にした。経由地によってはかなり長い待ち時間になるので、購入前に良く検討した方がいい。但し、航空券を早めに押さえないと、自分の都合に合う時間帯は難しい。その時はその時で、過ごし方を考えればいい。時間があって街まで近い場合は、経由地で近辺を見学してもいい。

今回パリの空港では、プライオリティーパス使用可のラウンジでゲートへ向かうまでの時間を過ごすことができた。だが、経由地によっては使えるラウンジがない場合もある。その時は、待合室の椅子に座って本を読んで過ごす。フランクフルトの空港には、リクライニングシートのような椅子もあって、空いている場合はラッキーだ。荷物に気を配りながらも、横になって休むことができる。

ともかく、航空券購入前には、自分の興味と予算を中心に、安心等の観点からもじっくり検討することが大事だ。とはいえ、私の旅先選びはかなり適当で、計画性もない。ちなみに昨年のミラノ行きは、時間帯と事前指定の座席及び価格が気に入って決めたという、まったくの思いつきであった。それでも充分楽しんだ。だが、じっくり計画派の人なら、インとアウトの組み合わせ次第では、効率良く回れるので、ほとんど思い通りの旅になると思う。

繰り返しになるが、旅先で自分の身を守るのは自分しかいない。用心しすぎるくらいで丁度良い。既に、航空券選びから、旅は始まっている。Buon viaggio!