照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

フィレンツェ街歩き

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フィレンツェ中心部は、どこも路地裏のように狭くて驚く。車も結構多い。裏道の感覚で道の真ん中を歩いていると、車が来て慌てる。日本ならもう少し広くても、一方通行になるだろうにと思いながら歩いて行くと、ぶっきらぼうな通りに、ふいとレストランやジェラート屋さんが現れたりする。こんなところにと、思ってしまうが、ベネツィアではもっと狭い通りに、美味しいイカ墨スパゲッティの店があったのを思い出した。
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バス通りはもう少し広いが、人も溢れていてかなり歩き難い。知っているつもりでひょいと狭い道へ入り込んで、目的地から離れてしまったりもする。
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4年前に初めて訪れて圧倒され、今尚、魅力溢れる街フィレンツェ。洗濯物や鉢植えを見上げながら、この街に暮らしたなら、また異なる面が顔を覗かせるのだろうかと思う。自分の見たい物だけを美しく心に収め、通り過ぎるだけの旅人には見えない何かを、知りたいような知りたくないような・・。

歴史ある街の狭い通りを歩いていると、取り留めも無いことが、さまざまに頭に浮かんでくる。