ヘマばっかりの日ー人間だもの

まったくやる事なす事ヘマばっかりという日もある。昨日の私がそうであった。

根が粗忽者ゆえ、仕事ではミスしないよう、慎重に慎重を重ねている。おかげで、今までのところは、仕事方面での失敗はない。何しろ昨今は、些細な事でも、うっかりミスでは済まされなくなっている。場合によっては、ミス防止の対策書提出にまで発展しかねない。

その反動か、個人的な事となると、注意力がかなり疎かになる。暑さのせいにもしたいところだが、生憎昨日は、その前日までと比べるとだいぶ涼しかった。

人は脳の特性上、ミスをゼロにする事はできないという。ヒューマンエラーのセミナーに出席した時、この言葉に大きく頷き納得したのを思い出す。仕事には細心の注意を払い、工夫している分、自分への気が抜けてしまうのは、脳のバランスの問題かなと思ったりもする。

個人のことなら、対策書までは必要が無いが、うっかりさんの異名を賜わりそうだ。おまけに、手足にあざなどもついてくる。これじゃカッコつけたくても、到底無理だなともはや諦めの境地だ。それでも一応、笑われて済ませばいいと開き直るかどうか思案する。まこと人は、悩み多き生き物。悩みは、若きウェテルだけの特権ではない。

今朝は取り止めもなく、心に浮かぶ泡沫でお茶を濁している。このショースの滝にでも打たれて、頭を冷やしたいくらいだ。だが、たちまちその勢いに流されてしまいそうな危険は冒したくない。これまた悩むところだ。人間だもの。

今日はまた暑さが戻ってくるそうだ。この写真で、多少涼しくなって頂きたい。ちなみに2013年7月、ミュルダール(ノルウェー)からフロム鉄道に乗車した折のものだ。