照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

昆虫界最強のハンターはカマキリ?

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箱根仙石原(2012年9月)ー虫も沢山?

昨日の朝、ラジオから流れてきたカマキリという言葉に、朝ごはんの支度の手を休め、しばし聞いていた。

それによると、カマキリは昆虫界では最強のハンターとして知られているようだ。だが、自ら動くことはなく、獲物が現れるまでじっと待っている。自分のカマが届く範囲内とみるやすぐさま、1/15秒という素早い動きで獲物を捕らえるという。

武器のカマにはたくさんのトゲが付いており、挟まれた昆虫はまず逃れられない。カエルや、時にはハチドリなども、餌食になるそうだ。動く物は何でも標的になるが、カブト虫のような殻の硬い昆虫には、食べられないと解って手を出さない。

食事の後、武器であるカマの手入れは怠らない。舐めてきれいににしておくそうだ。また、孵ったばかりの子カマキリにも、成虫と同じようにカマが付いていて、自分で餌を捕るという。生まれながらのハンターなのだ。

生き餌だけしか食べないので、飼うのは難しいそうだ。どうしても飼育したい場合は、腐敗しそうなバナナを瓶に入れ、ショウジョウバエ(コバエ)を発生させるのがお勧めとのこと。蓋代わりに瓶の上に細かい目の網をかけ、中にカマキリを入れておけば、そのままハエが餌になるという。

長男が小学生の頃、カマキリを飼うと捕ってきた時、餌が一苦労だからと半日ほどで諦めさせ、公園へ放しに行かせたことを思い出した。やはり相当大変なのだと、少しほっとする。

ラジオに出演されていた方は、カマキリの目の前で指を動かし、遊ぶのが好きとのこと。食べられそうと判断すれば、即座に反応するらしい。もちろんカマで挟まれると痛いそうだ。それにしても、カマキリが好きな人のいることがやや意外であった。人が自分の範疇を超えて想像を広げることは、なかなか難しいものと改めて感じる。

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