照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

大平商店のいも天ー高知の日曜市

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美味しいいも天

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朝の高知城

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きれいな石垣

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高知市内地図

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左のケースと台の上には赤とうがらし

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中央の緑色は初めて目にするマタタビ

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準備中の店も多い

翌朝、6時にホテルを出て、すぐ近くの日曜市を見て歩く。何とこの市は江戸時代から続いているとのことで、朝5時から夕方5時までと長い。早すぎたのか、まだ準備中の店が多い。

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アケビを見つけたので、さっそく購入。高知城で、休憩がてら味わう。種を包んでいるほんのり甘いゼリー状の部分を食べるのだが、初めて口にする次男はだいぶ手こずっている。お店の人によると、皮を干して細く切ったものを、お茶にして飲むと肝臓に効き目があるそうだ。

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大判焼き

大判焼きの、自家製ゆずあんに惹かれて、購入。屋台を切盛りしているのは老夫婦で、畑には、店主の祖父が植えた800本のゆずの木があるそうだ。ゆずあんも皮も美味しい。

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水色のケースの中はリュウキュウ

リュウキュウという里芋の茎のような野菜は、初めて目にする。下には芋もついているそうだが、それは食べられない

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大平商店

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手前の袋入りいも天は人気商品

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真ん中の高知産サツマイモが殊に美味

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左がゴボウ天 右がいも天

天ぷらの屋台もあって、早くも賑わっているので並んでみた。いも天とゴボウ天を購入。次男がいも天と言った時、何もお芋にしなくてもと思ったが、これが特筆すべき美味しさだ。どこでも食べられる味ではない。サツマイモの程よい甘さと、フリッターのような衣がマッチしている。

ゴボウ天も、もちもちして、これが本来のさつま揚げかと感激する。これまで食べた中でも、筆頭だ。食感は、台湾・スーリンで食べたてんぷらにも似ている。食べ終えた途端、もう一度買いに行く。2度目は、いも天と野菜天にする。まったく後をひく美味しさだ。お店の皆さんも感じが良い。

ここ大平商店さんは、たまたま目について買ったのだが、帰京して調べると、いも天が有名なお店らしい。おまけにいも天は、7月下旬から9月7日までお休みだったようで、13日の日曜市で出会えるとは、これも金比羅さんのご利益か。

と言っても、お芋を選んだ次男に、?マークが浮かんだ私なので、次男のおかげだ。自分ひとりだったら、間違いなく食べ逃していただろう。

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うなぎに焼き鳥、他、の屋台

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注文の品を炭火の上で炙ってくれる

うなぎも、お試し的な一口分の串が売っていたので、若鳥の串と一緒に購入する。ごはん無しで食べるには、ややしょっぱいが美味しい。

日曜市がこれほど楽しいとは、想像以上であった。二言三言尋ねれば、温かさの滲み出た言葉で答えてくれる。土地土地に、それぞれの良さがあるのを感じる。
これもまた、旅の醍醐味だ。

昼前の帰京を予定しているので、日曜市を眺めた後は、ホテルをチェックアウトして空港へ向かう。空港行きバスは、はりまや橋からも乗車できるが、駅まで歩いてみた。

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空港の看板

市内から空港までは、30分くらいで到着する。可愛い空港には、ローマの休日ならぬリョーマの休日の看板。さようなら高知。さようなら四国、楽しい休日をありがとう。おかげで、心満たされる旅となった。