照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

子育て真っ最中のお母さんは大変です〜分からんちんのお姉ちゃんに乳児の弟君

昨日、ベビーカーでの事件についてちょっと触れたが、お母さんたちの大変さに、皆、もう少し想像力を働かせてほしいと思う。人には、それぞれに事情もある。働きながらの子育てについても、制度がどうのこうの言ったところで、今現に進行していることには、到底間に合わない。

朝に晩に、通勤電車内で、子を保育園に送り迎えするお母さんたちの姿を目にするたび、頑張っているなと思う。朝はお父さんの場合もあるが、やはりお迎えは、圧倒的に母親が多い。 子の手を引き、大荷物を抱えている。帰れば直ぐ、夕飯の支度にとりかかるのだろう。

仕事の帰り、時々電車で乗りあわせるお母さんは、実際まったく大変だ。1歳にならない下の子を抱っこ紐で抱え、両手にはいつでも大荷物。2歳半くらいのお姉ちゃんは、まだわからんちんで、ママに抱っこをせがむ。

運良く座れた時は、膝の先にちょこんと座らせているが、立っている時は、どうしようもない。 10分ほどの区間を、何とかなだめながらやり過ごしている。

私が抱っこしてあげたいくらだが、それでは駄目だろう。きっと、保育園で過ごしている間、離れていたママに甘えたいのだから。

別の日は、席を確保しようと次の電車待ちの列に並んでいるママから離れ、ベンチに寝そべって動かず、ママをやきもきさせているのが車内から見えた。本当に大変だなと思う。

下のお子さんがお腹にいる頃より、今は更に大変度が増している感じだ。幾度かはお父さんも一緒の日があって、その時の、だいぶ寛いだ様子のお母さんの顔に、私もホッとした。

あと1、2年すれば、抱っこからも解放され、上の子もお姉ちゃんらしくなるだろう。でも、それまでが、果てしなく長く感じられるに違いない。お母さんの疲れ切った顔に、もう少しだガンバレと、密かにエールを送る。