照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

本や物の処分に悩んだらー自分を旅暮らしと想定してみる

今の住まいに越してくる前、あらゆる物の大処分をした。それ以来、物を増やさないように心がけている。だが、それでも増えてくるのが本だ。なるべく電子書籍にしているが、本の書籍化はまだまだ進んでいない感がある。ちなみに、電子本は、スマホの小さな画面で読んでいる。

私が電子書籍以外で本を購入する場合、できる限り文庫本で、数回読めることがポイントだ。図書館の利用も頭に浮かぶが、こちらに都合よく、何時でも、何でも揃っているわけではない。だいたい、本屋さんの店頭で、新たな本の存在に気づくことが多い。

今は本当に本のサイクルが早く、もう少し検討しようと、そのままにしているうちに、店頭から消えているということもよくある。その時は、縁がなかったと諦める。そのようにしていても、増える。

実際、2度3度と繰り返し読んだ本も多い。だが、そろそろ片付け時かなとも感じている。残す基準は、旅を想定して、自分が持てるかどうかだ。とはいえ、手始めは、2、30冊くらいは置いておくつもりだ。それから更に厳選すればいい。

人生に、これが無ければどうしようもないと思える物は、そう多くない。例えば旅先では、パスポートとクレジットカードを含めたお金、最小限の着替えと身の回り品、それに数冊の本とスマホがあれば何とかなる。普段の生活も、基本は同じだ。

まして、庵のようにささやかな我が住まいでは、旅暮らしも同然だ。結局、本に限らず、あらゆる物を、旅の基準に照らし合わせて、処分すればいい。狭い部屋だからこそ、必要な物のみで、いつでもすっきり暮らしたい。