ポルトガル6日目ーリスボンからエヴォラへ
4月25日橋から見たベレン方面
一概に決めつける訳にはいかないが、一般的には、どこでも人が増えるほど、心の余裕がすり減って、それが顔の表情を硬くさせてしまうのかもしれない。しかし、その一方では、メトロの係員や、バイシャシアード駅前で警備していた警官は、親切で感じも良かった。
高速道路の左右には、オリーブ畑やぶどう畑が続いている。昨日気になった、コルク樫の林もある。木の下の部分の色が変わっているので、すぐ察しがついた。9年ごとに皮を剥ぐようで、目印の数字もある。アフロヘアーの形をした松の木やユーカリもあるが、自然林ではなく、栽培されているようだ。
アフロヘアーのような松の木
コルク樫と羊
1時間半のバス旅は、風景を眺めている間に着いてしまう。飽きもせず、丁度良い。だが、窓際の私の席は、車内に差し込む日差しがきつ過ぎる。隣に座った、エルヴァスまで行くという男性は、気持ち良さそうに寝ている。
到着してから、バスターミナルで29日のポルタレグレ行き13時半のチケットを買っておく。その次の便は、出発が午後5時過ぎと遅いので、暗くなってからホテルを探す羽目になる。そうならないための用心だ。
最初、バスは無いと言われ焦ったが、係員が、今日と勘違いしていただけであった。日付けと行先、予め調べておいた時間を書いた紙を見せたのだが、29日を見落としたようだ。無いと言われても粘る私に、あれっと思ったのかもしれない。それに、バス会社のホームページで確認済みだから、無いはずがないと、こちらも必死だ。
エヴォラ 城壁に囲まれた街への入り口
市街までは、15分程歩く。鉄道の駅からだと20分と、ガイドブックにあったので、バスにした。それに、29日にはまたここに来るので、場所を知っておいた方が安心だ。ひとりで旅する時、心細さの大半は、スムーズに移動できるか、目的地に辿り着けるかの部分にある。そのため、場所の確認が出来ただけで、かなりホッとする。
エヴォラ観光へ続く