照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

偶然が重なった日

自分大学を開講した4月8日は、花まつりつまり御釈迦様の生誕の日と重なった。美術大学の抽選にもれたお知らせハガキが来たので、ではこの日からと、軽いノリでたまたま決めただけだ。だがこの日は、どうも私にとって、記念すべき日ではないかと思えてきた。

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ほのぼのとした絵柄 のハガキ

翌日の土曜日、翌々日の月曜日と、ハガキを三枚頂いたのだが、どれも4月8日に投函もしくは、その日に書いてくださったようなのだ。昨今は、私自身手紙を書くこともなく、従って頂くことも稀である。それが皆、私の自分大学の初日に合わせてくれたかのようで、その偶然に正直驚いた。

ややこじつけに過ぎるかなとも思ったが、この日に、皆の意識が集中したのは、私への応援のようにも感じられて嬉しかった。実際文面も、リタイアへの労いと新生活への祝福であったが、もちろん自分でも、この日から自分大学なんてアイデアは、露ほどもなかったので、当然ながら皆さん知る由もない。

考えようによっては、落選通知は、私が新しいことを始めるのを後押しする、幸運通知だったのかもしれない。やはり4月8日は、私にとって意味ある日なのだ。瓢箪から駒みたいな始まりだったけど、この日を、単なる偶然で終わらせないぞと、思いも新たにしている。