照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

税金の使い方には目を光らせようー東京オリンピックや築地移転問題に思う

東京オリンピックの予算がどんどん膨れ上がっていることをテーマにしたラジオ番組(TBS・デイキャッチ・8/22)を聞いていて、とりわけJSC(日本スポーツ振興センター)って一体何を考えているんだとびっくりしてしまった。国立競技場建設予算に、JSCのビルを建てる案もこっそり紛らわせているという。番組では、(あれまだそのままですよね)と言っていた。

素早く取り壊してしまった国立競技場も、改修で済んだのではないかと、取材記者、スポーツライター、コメンテーターの皆さんが口々に指摘していたが、全くその通りだ。今更ながらではあるが、何か相当の思惑があったのかと、勘繰りたくなってくる。

とはいうものの、オリンピックには興味がないからと、これまで知ろうともしなかった自分にも情けなさを覚える。税金が投入される以上、国民としても都民としても、十分関心を持つべきことだと反省している。結局この無関心が、やりたい放題を許すことになるのだから、同じ穴の狢だ。でも、まだ間に合う。これからは、税金の行方を含めじっくり見届けさせて頂こう。

また東京オリンピックについてばかりではなく、築地移転問題も同様だ。こちらも大幅に予算が膨らんだという。それでいて、移転が11月と迫っているにも関わらず、いろいろな点で使い勝手が悪いと評判も芳しくないようだ。都知事は、移転を延期するかどうか早急に結論を出すという。

築地移転に関しては、このような記事もある。
http://lite.blogos.com/article/187410/

私たちは税金を納める時にはしっかり目を開けているが、その使い方には、自分たちには関係ないとばかりにほとんど目も向けない。むしろその後が大事なのに、これではその隙につけ入ってうまい汁を吸おうと狙っている輩にいいようにされてしまう。

"優秀な都庁官僚たち、規則にのっとった仕事のやり方、議会での真摯な議論・・それをやってきたはずなのになぜ、こうなってしまったのか。 監視してこなかった過去の知事と議員の責任は重いと思いますが、そんな知事や議員を選んだ都民も反省すべきです。また職員も、議員も、情報公開を要求してこなかったマスコミも反省する必要がある・・ということになりそうな予感がします(あくまで予感でしかないですが)。"(上記ブログ記事より参照)

今後は、情報公開で何事も透明にしてもらおう。それを要求することは、税金を納めている者としての権利どころか義務だ。そのためにも来年の都議選は、よほど心して一票を投じなくてはならないと思う。