大汗かきかき萩市内を巡るなり
宇部山口空港から、予約しておいた乗合タクシーで東萩へ到着。所要時間は約1時間15分で、料金は3600円。空港から新山口まで出て、そこから萩までバスでゆくよりは少し高いが、時間の節約になるし、萩市内の希望する場所で下車できるのがメリットだ。
萩石見空港から入ることも考えたが、昼過ぎに到着する便が一番早いので、今回は帰りに利用することにした。
東萩駅に11時過ぎ到着、そこから松陰神社へ行く。ほとんど人がいなくて寂しいと思いながら歩いてゆくと、松陰神社にはそれなりに観光客がいて何となく安心する。皆さん車で来ているようだ。もしくは、レンタル自転車利用の方も見かけた。ちなみに乗合タクシーは、ここで下車も可能だ。
境内には、松下村塾の隣に吉田松陰が幽閉されていた住居もあって、周囲をぐるっと一回りしてみると案外広い。下級武士の家はもっと慎ましいものとばかり思っていたので、意外であった。
吉田松陰 幽閉の家
萩循環まぁーるバスという、30分毎の市内周遊バスもあるが、街の空気を感じるには歩く方がいいかと歩き出す。でも少しゆくと、湿度が高いせいか汗が吹き出る。
かつての藩校である明倫館まで来て、上がり框で一休み。いい風が吹いてくる。梁がずいぶん立派なので、ちょうど居合わせたボランティアガイドさんに伺うと、建てられた当時のものを、解体移築したと聞き慌てて写真に収める。
明倫館 見事な梁
大砲 (レプリカ)ー来年4月から本物展示予定とのこと
狭い街かと思いきや、歩くと結構広い。明倫館からまたしばらく歩いて、高杉晋作誕生の地の辺りで、カフェに入って休憩する。ホットサンドとコーヒーのセット700円を注文すると、夏みかんのミニソフトクリームもついてきた。美味しい。お店の方としばらくおしゃべりしてから腰をあげる。ついでに柚子塩300円を購入なり。
高杉晋作生誕の地
菊屋横町 (日本の道百選) 風情のある通り
菊屋家住宅(重要文化財)
菊屋家住宅
あちこちの旧宅を眺めながら、毛利家萩屋敷長屋、萩城跡(指月公園)まで、どれだけ汗がでるのですかと、半ばヤケ気味に歩き回る。萩城跡は、36万石だけあってこれまた歩き甲斐がある。但し私の場合、隈なく回るには汗だくすぎて、花江茶亭と天守閣跡辺りをあっさり流す
萩城跡(指月公園)
花江茶亭
天守閣跡
萩城跡入り口近くの石垣
萩城跡から北の総門まで歩いていると、いかにも城下町という雰囲気がある。武家屋敷は、知覧(鹿児島)や飫肥(みやざ)をもっとずっと広げて大きくした感じだ。また、城から続く道は、飫肥のように坂道ではなく平らだが、街を取り囲む低い山や川といった立地はよく似ている。但し萩は、すぐそばが海だ。
北の総門通り
北の総門通り
北の総門
松本川
ほとんど歩き詰めで疲れたので、萩散策はこれにて終了し、東萩駅側のホテルに向かう。雨が降らないうちにとせっせと回っていたが、台風12号の影響もなく、晴れ間さえ見られた。だが明日はどうなるのか。ちなみに明日は、益田の島根県立石見美術館で原田直次郎展を観てから、津和野へ行く予定だ。