照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

東京五輪組織委員会に関する日刊ゲンダイ(DIGITAL版)の記事にビックリ

俄かに都民意識に目覚めたわけではないが、つい東京五輪の記事に目が向いてしまう。物事をどのように判断するかはまったく人それぞれだが、考える手がかりとして、このような意見を知っておくのも良いかなと思う。

" ビートたけしが1日、レギュラー出演するTBS系「新・情報7days」で、当初、約7300億円と試算されていた東京オリンピックの費用が3兆円に膨らむ可能性が出てきた問題について言及。「ただ損するだけじゃん」とあきれた。

 たけしは以前、東京オリンピック誘致について、石原慎太郎元都知事と話した時に「オリンピックを誘致したら3兆円儲かる」と説明されたことを明かし、「3兆円なんて、(費用が3兆円超せば)話にも何にもなんないじゃん。3兆円超えてんだから、もう、すでに。ただ損するだけじゃん」と発言した。

さらに「で、誰が得するの?って、建設会社だけじゃん」と指摘していた。"(10/2デイリーニュース)

このニュースに、得するのが"建設会社だけじゃん"とは、はっきり言うと驚いていたら、日刊ゲンダイ(10/2DIGITAL版)は、東京オリンピック組織委員会及び森会長に対して、もっとズバリとした言い方で更にビックリだ。この記事でぜひご確認を。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/190979

"開催費が3兆円を超す可能性があるのに、組織委の収入見込みはスポンサー料など5000億円にとどまる。都は開催都市協定で、組織委が負担しきれない分の財政責任を負うことをIOCに約束している。"(日刊ゲンダイ)

これでは、東京五輪終了後、都民に負の遺産だけがかかってくることが、容易に想像できる。記事が指摘するように、確かに、終了後解散する組織委員会は、お気楽なものだなと感じざるを得ない。これでは、費用削減の意識などどこからも出てくるわけがない。

組織委員会には、もっと収入が見込めるよう努力してほしいものだ。それにしても、家賃が年間5億円の事務所って必要なのだろうか。大きなお世話かもしれないが、庶民としての素朴な疑問だ。

しかし、このようなことがポツポツ出てくるたびに、もっと沢山の覆われていることがあるのだろうなと、ため息がでる。