照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

屋島でミステリーゾーンと源平合戦の古戦場跡を眺め、夕食はれんげ料理店で

うどんを三杯食べ終えたところで、本日(10/25)のミッション終了。宿泊地の高松へ向かい、源平合戦屋島の戦いの舞台となった古戦場跡を見ることにする。また、ここ屋島ドライブウェイには、上っているのに下っているように錯覚するというミステリーゾーンもある。

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屋島から檀の裏

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ミステリーゾーンの案内板

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下り坂のように見えるが実は上り坂

ミステリーゾーンという看板があったので、注意深く進むが、どう見ても下っているようにしか思えない。駐停車禁止で、おまけに車が次々とくるので、停めて確認しているわけにもいかない。錯覚といわれても、実際のところはよく分からない。

このドライブウェイは現在試験的に無料で、代わりに上の駐停車で料金(300円)がかかりますとのことだ。平日にも関わらず、観光バスに乗用車と結構停まっていて、人気のスポットであることをうかがわせる。

f:id:teruhanomori:20161029114746j:image蓑山大明神

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中央が女木島 右手が男木島

狸を祀っている蓑山大明神は、老人の姿となって、空海を山上まで案内した太三郎狸に由来する。ここ 屋島寺は札所のため、お遍路さんもいる。また、中学生たちは、オリエンテーリング中だ。展望台まで行くと、目の前に女木島、そのすぐ右手は男木島だ。小豆島も見える。

屋島側から檀ノ浦(*平家滅亡の地として知られるのは下関の壇ノ浦)を眺めながら、那須与一が射抜いた「扇の的」や、義経が誤って海に落とした弓を拾ったという「弓流し」のエピソードに思いを馳せた後は、ホテルにチェックインして、夕食まで、各自部屋で寛ぎタイム。

夕食に訪れたのは、ことでん瓦町駅近くのれんげ料理店さん。予約していなかったが、開店の5時半に伺ってみると、8時までならということでカウンターに通される。

お酒の品揃えも良く、次男はいきおいテンションが上がる。蒸し茄子の大葉味噌挟み、アサリと季節野菜の蒸し煮と、カワハギの肝あえ、どれも美味しい。とりわけ、コフグと里芋の揚げ煮に、エビと舞茸とむかごの天ぷらが素晴しかった。締めに、海老の頭が入った赤だしが出されたが、これがまたお酒の後にはちょうど良かった。

私がデザートに頼んだなぞのアイスは、遊びごごろいっぱいであった。バニラアイスと一緒に、真っ黒な鯛焼きが付いてきた。クリーム色のあんは、バナナのようだ。カウンターから厨房を見ながら、鯛焼き器(2個焼き)があるなと思っていたが、このためであったかと納得。

店の一角には、丸尾酒造の凱陣が何段にもデスプレイされていて、燕石もあった。今回次男は、凱陣(香川)、杜氏潤平(宮崎の焼酎)、石鎚(愛媛)、雁木(山口)を頼んで、相当ご機嫌であった。お酒もお料理も大満足で、予約で混雑し始めたお店を後にした。

昼はうどん三昧、夜は地元の素材を活かした料理と、何とも幸せな気分で、この地まで来て良かったという思いが膨らむ。