照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2016年ポルトガルの旅 エヴォラからリスボンへ 初めて目にするコウノトリ

旅11日目11/25の朝食は、ヨーグルトと果物を中心に、小さなパンの端っこをほんの一切れに留めておいた。その代わり、一昨日とは形の違うクッキーを数枚、非常用に頂いてきた。本当は甘い物は一切欲しくない気分だが、小さめでもパン一個は胃に重そうで、さすがに貰う気にはなれなかった。
10時過ぎのバスに合わせてホテルをチェックアウト。朝から雨音がしていたが、通りを行く人の裾は案外濡れている。歩いても12分位だが、タクシーを呼んでもらうことにした。日頃タクシーを利用しない私だが、このような時には迷わず使う。バスターミナルまでは、5.65ユーロだが、助かったという思いでチップをプラスした。濡れずにすむのは、やはり有り難い。
バスから外を見ていると、白地に裾模様が黒の大きな鳥がいた。初めて見る鳥だが、多分コウノトリだ。飛んでいる近くには柱があって、そのてっぺんには大きな巣もある。これがコウノトリかと見とれていて、ついスマホを取り出すのを忘れた。バス車内からでは、望むほどには良く撮れないとはいえ、ちょっと残念であった。
ところで、雨は途中で止んだ。まったく乾いている道路もあったくらいだ。天気予報では、エヴォラもリスボンも1日雨ということであったが、リスボンに向かって青空が見えてきたのはまったく有り難い。
前方にリスボンが見えてきたのでもうすぐかと思っていたら、ヴァスコ、ダ・ガマ橋を渡るのにかなりの時間がかかった。後で調べると、全長17.2キロで、欧州最長の橋として知られているとのことだ。どうりで長いはずだ。昨年エヴォラへ向かう時渡った4月25日橋は、もっとずっと短かった。テージョ川が、まるで海みたいに思える。
リスボン(セッテ・リオスバスターミナル)には11時50分に到着。隣接しているメトロのジャルディン・ズロジコから、青線で三駅目のパルケまで向かう。
ホテルまでちょっと迷いながら行くと、何と一駅手前のサン・セバスティアンの方がぐんと近かった。といっても、一駅間はたいした距離でもない。セッテ・リオスでバスを降りてから、30分もかからずホテルに着いた。ここレアル・パルケに4泊する予定だ。
チェックインして、部屋に荷物を置くとすぐ出かけた。せっかくなので、ロシオ広場まで歩いて行くことにする。バイシャ・シアードまでは5駅だ。もし疲れたらメトロに乗ればいい。
続く