照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

やりたいことはルーティン化すれば上手くゆく

この頃ルーティンという言葉をよく耳にするが、私にも一年を通して続けていることがある。私は、毎日起きぬけにシャワーを浴びるのだが、仕上げに約1分の水シャワーを欠かさない。

この時期はまだ〈冷たい!〉で済むが、大寒の頃になると、水の冷たさが刺すように感じられ、まさに水垢離の境地だ。数の数え方もどんどん早くなってゆくが、やはり1分浴びないと気が済まなくなる。これがルーティンのいいところだ。どれほど冷たかろうと、習慣の力は強く、自分をごまかすことはできない。そのおかげで、水シャワーも14年目となった。

そのほかにも、月曜日から金曜日まで、NHK第二で基礎英語1から英会話までを、午前6時から1時間欠かさず聞いている。中学生向きでは優しすぎるだろうと思われるかもしれないが、これが侮れない。

(語学学習は穴の開いたバケツに水を入れるようなもの)、とつい先日聞いたばかりだが、実際その通りだだ。普段使う必要のない言葉は、意識して耳慣れておかないとすぐ忘れる。旅先で使う程度なら、このNHKの番組がちょうど良い。ちなみに、土曜日7時から50分までの英会話タイムトライアルもお勧めだ。

もう一つ続けていることは、歩くことだ。今では毎日の日課になっているが、会社勤めしていた昨年までは、休みの日以外でも、一駅前から歩いたりと何とか工夫して習慣を保っていた。

やはり北風吹き荒ぶ朝など、今朝はいいかと一瞬は躊躇うものの、そこがルーティンの凄さ。一つ手前の駅で、足が自然にドアに向かって、降りてしまうのだ。失敗したと悔やむほどに寒い日もあって、そんな時は30分くらい歩いても身体が温まらない。だが、まこと些細なことながら、今朝もやったという達成感は残る。

結局、この感覚が心地良くて、長きに亘って続けられるのだなと思う。だからやりたいことがあれば、怠けたい気持ちよりも、身体が先に動くようになるまで、何でもルーティンにするといい。今日も私は、朝5時からの水シャワーで一日が始まる。