照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

この冬大活躍ー手づくりの特製腰当て

仕事をしていた頃、冬ばかりかほぼ一年中、私の身体は冷えていた。特に腰の辺りが寒く、使い捨てカイロは必需品であった。腹巻にレギンス、ソックスにカーディガンを着用するだけでは足らず、腰だけなく、場合によっては、肩の中央(うなじの下)とお腹にも、それぞれミニ版を貼ってしのいでいた。

この冷えは、主に事務所にいる時だけの現象であって、自宅では暖房も使用せず、薄着にも関わらず平気であった。多分、ストレスで血流が悪くなっていたのだろう。だが、外に出たり、あるいはカフェで休んでいたりすると、腰回りのみ相変わらずスースーした。そのため寒い日の散歩には、いつもカイロのミニ版を貼ってから出かけていた。

前のシーズンからの残りがさほどないため、この冬も買わなければと思っていた。しかし、その前にふと思いついたことがあった。この冬は寒さ対策として、100円ショップで、敷用にアルミシートを買ったのだが、縦横共にやや大きかった。両方向で、それぞれ20㎝弱の幅で切ってみたが、それをコルセットのように腰の回りに巻いてはどうかと考えたのだ。

ちょうど、会社では重宝したが、家ではあまり使わないでいた12分丈のレギンスがあったので、それを利用することにした。

両端は開けたままして、切った部分をかがっておく。その中へ、レギンスの形に合わせて切ったアルミシートを、二枚重ねて粗く縫ったものを中に入れる。ちょうど足の形になるので左右の太さは違うが、合わせの部分に、小さなホックを二個付けた。ホックの位置は、実際に着けて決める。一足のレギンスからで二枚作れるので、替の分もある。洗う時は、アルミシートを端から抜いて出しておく。

早速着けて出かけてみると、結果は上々であった。腰が全然スースーしないどころか、巻いた途端に暖かく感じるのだ。腰丈の、短いダウンジャッケットで出かけても、まったく寒くない。このおかげで、これまでのところ使い捨てカイロの出番はない。こんな快適なもの、どうして今まで思いつかなかったのかと不思議なくらいだ。

但し、薄いとよじれたり、かといってあまり厚くすると表に響きそうとか、またはホックの位置についても、まだまだ改善の余地はある。とりあえず、一冬試してから、さらなる改良品を作ってみようと考えている。

腰回りだけでなく、身体のどこかに部分的な冷えを感じている方は、ぜひ自分仕様の寒さ対策グッズを考案することをお勧めする。多分、市販品よりずっと使い勝手がいいと思う。