大根とカブにはりんごとさくらんぼくらいの違いがあるってびっくり!
昨日、NHK朝5時代の番組・いきものいろいろのコーナーで、千葉県中央博物館の尾崎煙雄(オザキケムリオ)さんが、大根とカブの違いについて話されていた。りんごとさくらんぼくらいの違いがあると聞き、アナウンサーの二人はびっくりしていたが、私も、エッ、そうなんだと正直驚いた。
最初、どこが違うと思うかとの尾崎さんからの問いにお二人は、形状をおっしゃっていた。確かに私も、形で判断していた。だが、大根にも聖護院大根や桜島大根のような丸い形の物もあれば、品川カブのように、見た目は大根のように長いカブもあるという。
そのため、形からは判断できないという。では、見分けるポイントは何かというと、花の色ということだ。大根の花は、紫がかったものなどもあるが、基本は白色で、カブの方は黄色だという。この分類からいうとカブは、菜の花やキャベツなどの、黄色の花を咲かせる仲間だそうだ。
カブが、大根よりも白菜に近いということにもびっくりで、やはり感覚的には馴染めないものの、これで、りんごとさくらんぼくらいの違い、とおっしゃったことに納得する。
そういえば、私はカブの花を見たことがない。大根やキャベツなどは、畑に残ったまま花を咲かせたのを見た記憶はある。ところで、白菜も黄色の花を咲かせるそうだが、こちらもやはり記憶にない。
野菜は、収穫の時期が済んだら、次の野菜を育てるため地面はきれいに均されてしまうので、隅っこにひょっこり残ったのでもない限り、見ることがないのだろう。
ちなみに画像検索をしてみると、カブも白菜もまさに菜の花みたいだ。ということは、もしかするとこれまで私は、似たような花を菜の花とひとくくりにして見ていただけであって、実はそこに、カブや白菜の花も含まれていたかもしれない。実際、菜の花にだっていろいろな種類がある。
これからは、野菜の花を見かけたら、もっと詳しく観察してみよう。これでまた、散歩の楽しみが広がる。