能天気の素を探しにー殺伐としたニュースばかりでは気が重くなる
りんごの木のあるお宅の側を通りかかると、先週芽吹いたばかりなのに、もう花をつけていた。このところ続いた初夏のような陽気が、後押ししたのかもしれない。それにしても、植物の成長は早いと感心するばかり。
りんごの蕾
中央下あたりに咲き始めの花あり
そこから角を曲がったちょっと先には 、ピーターラビットでもひょっこり顔を出すのではないかと錯覚しそうな一画がある。かなり広いけれど公園ではなく、マンションの敷地内だ。環七のすぐ側とは思えない光景に、〈無断立ち入り禁止〉の立札の横で、金網越しに一枚撮らせてもらう。タンポポにカラスノエンドウにハナニラと彩りも良い。
ピーターラビットがひょっこり現れそう
もう一棟建てられそうなほど広々としていて、少し前には桜がきれいであった。日々このような景色を眺められるなんて、住んでいる人からすればラッキーという感じかな。それとも、見慣れちゃったらなんていうこともないよかな。
ところで、自然界は春の喜びで弾けそうなのに、翻って人間界は、毎日嫌なニュースばかりでまったく殺伐としている。そんな中私は、能天気の素を探して街歩きに精を出す。