照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2016-05-28から1日間の記事一覧

なかなか甘くない結末ー『春にして君を離れ』

『春にして君を離れ』(アガサ・クリスティー・クリスティー文庫81・早川書房・2004年)を読み、どうしてこのような終わり方なのかと愕然としてしまった。成功した弁護士の夫を持ち、三人の子もそれぞれにまずまずの伴侶を得て、自分の人生にすっかり満足しき…