照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

目を懲らさねば見えてこない 散歩の楽しみ

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葉の中央にクルミ

ご近所の庭に、クルミの木発見。オニグルミだろうか。この地に住まいして十数年、初めて目にしたクルミの実。以前住んでいた家の近くの都立公園にも、大きなクルミの木があったのを思い出した。私は樹木好きだが、食べられる実が成る木は、特に好きだ。

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口を開けて笑っているのかな?
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目のようにも見える窓辺には鉢植

ゼラニウムの鉢植が置かれた窓辺。白と紺のコントラストが素敵で、お洒落感漂うお宅だ。電線が見えなければもっと引き立つのにと、日本ではお馴染みの光景がちょっと残念。こうして写真に収めると、どこかキャラクターの顔にも見えてきてユーモラスだ。

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中央辺りのピンク色がねじ花

線路に、思いがけずもねじ花発見。初めて気づいたが、いつ頃からあったのだろうか。可憐な花の上を疾走する電車。どれほど耐えられることか、花の命がやや危ぶまれる。

散歩するたび、新たな発見がある。それにしても、見ているようで案外視界に入っていないんだなと、我が目の節穴ぶりを思う。私の目には現在よりも、過去や遠くの事象だけしか見えてないのかもしれない。今ある世界が大事でしょうと、自分にツッコミを入れる。

しかし、物事に対する向き合い方は、案外そんな程度かもしれない。渦中に居る時は気づかず、現在が過ぎ去って初めて、後出しジャンケンのように評価し始めたりする。よほど心していないと、後の祭りとほぞを噛むことにもなりかねない。