照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

私にも桜のマジック?

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手前ソメイヨシノ 中央のピンク色が桃 左は山桜

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砧公園 ファミリーパーク

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まだ2部咲きのソメイヨシノ

穏やかな晴天となった火曜日、都立砧公園へ出かけてみた。ソメイヨシノは全般的にまだ2部咲きくらいだが、日差しに誘われて散策を楽しむ人は多かった。ファミリーパークは、気持ちの良い広々とした場所で、外国の公園を思わせる。周囲にはランニングコースもあって、なかなか人気だ。

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中央左が桜 右の白い花が辛夷

今年は辛夷の開花が遅いのか、やや盛りは過ぎたものの、一部では桜との競演が見られた。ここ数年、この公園まで足を運ぶことはなかったが、以前に比べだいぶ辛夷の花の付きが悪くなっているように感じられた。木は、根元を踏み固められると、栄養が行き渡らなくなるというが、もしかするとそれが原因なのだろうか。

人が大勢集まる所では、とりわけ木々の保護は大切だ。丁寧に世話する人がいてくれるおかげで、毎年変わらずに花々を楽しめるということに、改めて気づかされる。自然のままに見えるけれど、それを維持するためには、どれほど人の手が掛かっているか、多少の想像力を働かせて木々を大事にしたい。「木をいじめないでください」の看板を見ながら、そんなことが浮かんできた。

今週末には、ここも花見客でぎっしりになるのだろう。公園内の売店の側には、既に広島お好み焼きや富士宮焼きそばなどの屋台が三店程並んていた。花より団子というけれど、人の集まる所には、食べ物を売る店があった方が楽しみも増す。

普段お弁当派の私も、このような所では、つい財布の紐をゆるめてしまうかもしれない。これまで、縁日はおろか、花の下で飲み食いすることにもさほど興味がなかったが、たまにはいいかもしれないと思えてくる。まさに、日本中を浮かれさせてしまう桜のマジックゆえか?但し、私が通りかかった時は、まだ早すぎて閉まっていたのが残念であった。