香川うどん巡り-初日の一杯目は上戸うどんから
旅の2日目、いよいようどん巡りだ。まずは朝8時から営業している観音寺市の「上戸」へ向かう。国道11号線沿い、JR予讃線箕浦駅の側と、分かりやすい場所にあって目の前は瀬戸内海だ。丸亀から高速道路利用で30分ほどで到着する。高速道路は、「四国乗り放題プラン3日間」に事前に申し込んでおいたので、何かと便利だ。
昨年訪れた時は、定休日ではなかったものの、まさかのお休みだった。しばらく待ったが人のくる気配もなく、諦めたということもあり、今回は念のため、営業しているかどうかツイッターで確認してから出かけた。
かけの小(220円)を注文すると丼に入ったうどんが渡される。自分で湯通しして、汁も自分で入れるというセルフ方式だ。小といっても結構量があるため、天ぷら等のトッピングはせず、汁も少なめにしておく。何しろ三軒回る予定なので、お腹に余裕を持たせておく必要がある。
ようやく食べられると期待も高まったところで、うどんを口にする。しっかりと歯ごたえのある太めの麺だ。塩気が優った汁は、いりこの香りを霞ませて、私のイメージとはやや異なっていた。
但し、うどんの食感や塩分の加減についてはまったく好みの問題で、薄味では物足らない人もいるだろう。自分の舌に合うかどうかは、結局食べてみるまでは分からない。
お客さんは、ご常連さんが多いようで、店主と和やかに語らいながら食べている。いい雰囲気だ。ほとんどの人が、山盛りに用意された天ぷらから幾つか好みで選んでいて美味しそう。
次に予定している「みよしうどん」の開店は10時。まだだいぶ時間があるので、琴弾公園まで行ってみる。駐車場の前の、盆栽を大きくしたような松を手始めに、この公園には面白い形をした松が多い。展望台まで腹ごなしも兼ねて、整備された山道を登ってゆき、砂絵銭形を見下ろす。なかなかいい眺めだ。
再び下まで戻ると、次のうどん屋さんへ向かうにもちょうど良い頃合いとなった。