照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ローマ リストランテ・TEMA

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手長エビのリゾット
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スズキの塩焼き
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絶品 レモンソルベ

リストランテ・TEMAは、テルミニ駅で下車したら、カブール通りをサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂方面へ歩く。大聖堂からは3分くらいだ。ローマで一押しの魚介類を食べさせてくれるという記事に惹かれた。


店員さんは、日本語が話せて、日本語メニューもある。記事には書かれておらず、これは意外であった。もしくは私が見落としただけか、いずれにせよ、母国語でオーダーできるのは有難い。

手長エビのリゾットとスズキの塩焼きを注文する。料理がくるまで、渇いた喉をビールで潤す。リゾットはエビのコクがでていて、確かにお勧めの一品だ。だがしつこくはなく、量も丁度良い。

次に運ばれてきたスズキも、一口含むなり美味しいと思った。しかし私には、半分くらいの量で丁度良い。ふた切れ目を頂く頃には、塩味のきつさやオリーブオイルが気になりだした。上に乗るプチトマトはかなり美味しく、付け合わせのポテトと一緒に塩からさを和らげてくれる。パンを食べればいいのだが、料理が入らなくなるので、味見程度にしておいた。

塩っ気のあるものは、お酒が進む。ヨーロッパではどこでも大概塩味がきつく、薄味好みの私には少し残念だ。ビールを追加したいところだが、お腹に余裕ないので止めておく。

満腹で迷ったが、デザートにレモンソルベを半分の量で頼んでみる。これは食べなかったら後悔するところであった。淡雪というか、泡立てたメレンゲのような軽さに、普通の量でもいいくらいとさえ思えた。レモンで味付けした、あっさりした生クリーム のような食感である。ソルベから思い描いた味とは違い、本当に美味しかった。これだけでも、また食べに来られたらと思う。

通り掛かりに適当に選んだ店に入るのも楽しみだが、誰かが紹介しているお勧めの店を訪ねて、自分で確かめてみるのもいいものだ。

ベネツィアのイカ墨スパゲッティの店に、ミラノのレストランと、アーモイタリアの情報は本当に外れがない。但し、味付けは概ね私好みで満足しているが、人によっては、合わない場合もあるだろう。自分の舌で確かめてもらうしかない。好みはさまざまだ。

ローマは食べ物も美味しい。どうしてこれまで、興味が湧かなかったのだろうと思う。