照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

スリル満点の平渓線で十分へー台湾の旅


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くまモンとはまた違った可愛さ
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平渓線の車内

三貂嶺から大華までの景色は、四国の大歩危小歩危を思わせる。川には大きな石もある。電車がゆっくり進み始めたので窓の下を見れば、右側は崖すれすれでスリル満点だ。

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大きな石
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ところどころに滝あり
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窓の外には山肌が迫る 反対側は崖

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電車から吊り橋を望む

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この辺りは普通のスピードだ

土讃線は、川を挟んだ道路側から見ただけで乗ったことはないが、多分同じような感じであろう。台北市内から、1時間ほどでこのような場所へこられるのは嬉しい。
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十分駅近くの線路の側では、ランタンの店が準備中。

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十分駅に到着。この電車は瑞芳方面行き

滝見物をしなくても、この電車に乗っただけで既に満足だ。最後尾の車両には乗客が4人だけなので、自由に移動して風景を眺められる。車体に描かれているのは、多分台湾ツキノワグマだ。一緒に旅している気分で楽しい。だが、4駅はあっという間であった。

駅から、線路沿いに滝に向かって歩き出す。25分くらいで到着するが、オープンは9時からだ。曇天でも湿気が多く、汗びっしょりになる。早すぎたのか、ほとんど人もいない。

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車道から滝へと整備された遊歩道は、風情がある。門の前まで行くと、滝の音が聞こえたので、木々の間から覗いてみた。

ブログばかりかガイドブックにもしょぼいと書かれた割には、轟音がする。帰りは、9時50分発の電車で瑞芳までゆく予定だ。蚊もいるこの場所で、20分以上待つのは辛い。結局、上から見ただけで良しとして引き返すことにする。

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上から見た滝 中ほどの白い部分が滝

滝は、水量が豊富かどうかでだいぶ迫力が違う。訪れた時期によっては、汗をかいた分がっかり度が勝るのかもしれない。ましてここは川だ。大雨でも降らない限り、ナイアガラの名に値する迫力は望めないだろう。今回は、たまたま昨日の雨が幸いした。雨もまた良しかなだ。

帰りの電車からは、数台の観光バスが停車しているのが見えた。滝見物と、十分から瑞芳間の平渓線乗車を組み合わせているようだ。車内では、たまたま日本人ツアーの方々と一緒になった。だが、皆さんただ座っているだけで、窓外の景色には無関心だ。ちょっともったいない。

だが帰りは、来る時と違って、狭いところでも極端にスピードを落とすことはなかった。もし速度がゆっくりであったなら、皆さんも周りの様子に目を留めたかもしれない。運転する方によっても、電車の楽しさは異なる。これも巡り合わせか。
線路内でのランタン飛ばしへ続く