照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ほうとうを作ってみたらーとても美味しかった

以前、会社の社員旅行不参加組へのお土産で頂いた、ほうとうを作ってみた。生ほうとうとスープが、それぞれ3袋づつ入っている。作り方は、箱の裏側に書いてあるので、その通りの手順でやってみた。

①まず鍋でお湯を沸かし、②ほうとう麺を入れたら5、6分煮込む。③その鍋に、煮えにくい野菜類、カボチャや里芋、人参などをたっぷり入れ、麺と一緒に更に10分煮る。④そこにスープを入れ、更に5分煮たら出来上がりだ。私は、ネギやキノコ類のような火の通り易い野菜は、スープと一緒に入れる。
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以上だが、火を止める直前に、好みで家にある味噌を足す。この時、水菜など入れてもいい。野菜はまったくお好みだが、カボチャだけは外せない。とろみと甘みがついて美味しい。鍋の定番である白菜だが、今回はキノコ類を多めにしたので、水分が出過ぎると思い入れなかった。

3袋あったので、最初は野菜だけで、2袋目は、同じ種類の野菜に油揚げと豚バラ肉を入れ、3袋目は、カボチャとエリンギ他数種類のキノコに、油揚げと牡蠣を入れてみた。3日連続のほうとうであったが、まったく飽きずに、それぞれの味を楽しんだ。

関東平野の私が育った地域では、小麦粉料理を日常的に食べるということがなかったので、ほうとうもこれまで馴染みがなく、過去2度くらいしか口にしていない。

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猿橋 2013年3月

2年半前、大月で猿橋を見学がてら、ほうとうを食べに行こうと次男に誘われ河口湖周辺へ出かけたことがあったが、それが2度目であった。あの時は、小豆ほうとうという、ぜんざいのようなほうとうも頂いた。

ほうとう以外にも、うどんやそうめにきしめんと、小麦粉料理が発達した土地それぞれに、いろいろな食べ方があるのだなと、改めて感じる。そういえば、阿蘇をぐるっと回った時は、きび飯とだご汁を頂いたことがある。味噌汁に、小麦粉で作ったすいとんのようなお団子が入っていて美味しかった。

頂いたほうとうの箱には、北海道産小麦100%と書いてあったが、今は、小麦の8割以上が外国からの輸入という。だいぶ遅ればせながらではあるが、これからは機会を見つけて、各地の国産小麦粉製品も食べ歩いてみたいなと、ささかやかな事を考えている。

それにしても、温かな食べ物が嬉しい季節になりつつある。木枯らしを先取りして、身も心も温まる麺料理いかがですか。