照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

くすんだり錆びさたりした10円も酢でピカピカに

硬貨がひょっこり隙間や物入れの奥から出てきた時、または長い間貯金箱に入れたままにしていた時、色が変わったりしていて、ちょっと使いづらいと思うことがある。出番もなくひっそりと眠っていたような硬貨は、くすんでいるだけじゃなく、青錆びのようなものがあったりする。そのままにしておくのもためらわれ、ましてや捨てるのは忍びない。

そこで、インターネットで調べてみたら、5円や10円のように銅でできている硬貨は、酢につけて置くときれいになるとあった。物は試しと、さっそく10分くらい酢に漬けておいた。アラッびっくりって感じで、きれいになる。但し、アルミでできている1円は酢に弱いので、絶対やってはいけない。

もっとも一円の場合は、それほど汚れないので水洗いでも大丈夫だ。しかし、数枚発見したからといってさほど有り難みは感じない。僅かでも手間をかけてまで使う気にもならないが、一円を作るのに、原価は倍かそれ以上かかっていると知れば、よく洗って使うしかないと考えを改める。

今のところは、かつて消費税を5%から8%に増税した際、需要を見込んで大量に作ってしまったのが余っているというが、それが無くなればまた作らざるを得ないだろう。こんな原価の高い硬貨を家に眠らせておいたのでは、なおさら無駄だ。せっせと回して、役に立ってもらわなければならない。

100円くらいまでは大事にされるけど、10円・5円ましてや1円は、ちょっと軽く扱われがちだ。実際のところ、例え家のあちこちから大量に出てきても、いくらにもならない。それでもやはり、お金はお金としての使命を全うさせてあげたいと、きれいにした硬貨をさっそく使うなり。