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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ブログを始めて良かった事 その1

書く効用
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ドナッテロ作

ブログを始めて1番良かったのは、"寂しさの釣りだし"に会わなくなったことだ。

"寂しさの釣りだし"とは、以前の記事http://teruhanomori.hatenablog.com/entry/2015/02/06/040158で引用させてもらった金子光晴の詩の言葉だが、今年の初めに詩集を読み直してから、この言葉を、自分が心の隙間を埋めるための行動をしないように戒めとして使っている。

例えば仕事以外で、長いこと人と話さずに日々を過ごしていると、無性に人恋しくなったりする。そんな時、タイミング良く知りあいなどから、食事会などのお誘いがある。同窓会的懐かしさで皆に会っても、心ときめくよりは虚しさが残ると解っていても、つい出かけてしまう。興味を持てない話ばかりで退屈しても、断ると次がないと思い参加していたが、これを止めることができた。つまり、自分にとって本当に大切にしたい人が見えてきた。今はむしろ、数少ない友人とのつながりを大事にしてゆこうと思っている。

また、旅先から感動を伝えるために以前は、友人に葉書やメールを送っていた。だが今は、ブログに書いている。アウトプットすることで、いつでも、誰かと話している感覚になるので、実際に人と会わなくても、寂しさを感じない。

それに自分がブログを書くことで充実感を得ているためか、人の動向が気にならなくなった。誰かを羨ましく思うことは、以前からほとんど無かったが、加速した。何をどう書こうか考えていると、人へのつまらない関心は薄れる。

自分のブログを、自分通信だと位置づければ、アクセス数は気にならない。僅かでも、目に留めて下さった方には感謝している。また、人の役に立つことばかりを書く能力も知見もないのだから、私はそれでいいと開きなおっている。時々に考えたこと、感じたことを、知り合いにおしゃべりするつもりで書いているので、だいぶ独り善がりの文になっていると思う。それでもいいかなと、ブログ初心者としては暗中模索しながら、毎日更新している。

書くことが思い浮かばずに、困ってしまうこともしばしばだ。それでも、唸りながら何とか捻り出す。大したことを書いているわけでもないのに、自分は、何のためにこんな苦労をするのか、1日休んでしまってもいいのではとの思いが頭を過ることもある。だが結局は、"寂しさの釣りだし"にあわないためと自覚する。止めてしまったら、心にぽっかり隙間ができそうで、今朝も何とか言葉のやり繰りをしている。
次に続く