照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

お金が貯まる人街道への入り口〜ポイントはひとつだけ

お金が貯まる人になるには、長財布がいいとか、風水的にはこの色だとか、ああしろこうしろと、さまざまなアドバイスがある。

 
レシートをいつまでも入れっぱなしにしないや、お札の向きを揃えるは、まことにご尤もで、その辺りから意識改革をするのは確かに第一歩だ。だがその程度では、お金が貯まる人への道は遥か先だ。もしくは、いつまでたっても貯蓄とは無縁だ。
 
経験からお勧めするのは、財形貯蓄などの給与天引き、もしくは、銀行口座から自動引き落としで貯めてゆくタイプだ。そのどちらもできない人は、給与振り込みに指定している銀行とは別の銀行に、毎月、給料日に一定額を預け、通帳と印鑑でしか引き出せないようにすることだ。但し、これを面倒と思わず出来る人は、既にお金を貯めようという意識が高い人だ。
 
お金を貯めるポイントは、ひとつしかない。つまり、最初から使えないお金として取り分けて置き、ATMで簡単に引き出せないようにするということに尽きる。
 
但し、どんなお金だって自分のものなら、多少の時間はかかるが、引き出せないことはない。だが、その多少の時間を面倒と感じれば、どうしても必要な時以外は、手をつけない可能性が高い。すると、数ヶ月のうちに残高が増えてゆく。
 
それまで貯蓄の意識がなかった人も、忘れている間にお金が貯まるのは嬉しい。習慣づけさえできれば、お金が貯まる人への道を歩みつつあるとも言える。目的があると、さらに意欲が湧く。
 
そうして貯めたお金を、どう使うか。特に予定もないからと、貯めることが面白くなってそれ自体を目的にしてしまうのは、一番つまらない。それよりは、自分の人生を豊かにするために使えたなら素晴らしい。
 
お金の使い方によっては、さらなるお金を呼び込むきっかけとなるかもしれない。その方法こそ、まったく自分次第だ。ここまでくれば、既に自分が、お金とどの様に付き合うかわかっているはずだから。
 
だがお金と上手く付き合えない人は、唯の欲張りだ。金貨の詰まったツボを眺めては、ニタリとしているだけで人生を終えてしまうだろう。それだけは、御免こうむりたい。
 
さあこの夏のボーナス、バーゲンに出かける前にちょっと考えてみよう。これは自分にとって、活きたお金の使い方かどうか。そここそが、お金が貯まる人街道への入り口だ。