照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

アンパンマン列車で行く土讃線ー絶景なり大歩危、小歩危

予定よりだいぶ早い特急に乗車すると、なんとアンパンマン列車であった。次男が、グリーン車を取ってくれたので、先頭車両でゆったりくつろぎながらの旅となった。子どもたちが大好きだったアンパンマン、一緒に映画を見た頃が思いだされる。

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ホームにアンパンマンのテーマソングが流れると、列車が入って来た。こんな楽しい列車、私だってウキウキと心が踊りだすようだ。さあ、アンパンマン列車で土讃線の旅へいざ出発!

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アンパンマンシートは、ほぼ子ども連れで満席だ。車内販売のアンパンマン弁当もちょっと気になるが、さすが、朝からうどん屋さんを3件巡っているのでもう何も食べられない。

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琴平駅で大半の家族が下車

楽しくて、写真をパチパチ撮っていると、多度津で反対側に停車している電車にもアンパンマン

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阿波池田を過ぎると、次に停車するのは大歩危で、この区間がとりわけ絶景ポイントだ。車から眺めた時の記憶が蘇って、期待も高まる。遊覧船に乗って、川から見上げた景色も素晴らしかった。

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狭い軌道は、平渓線(台湾)のようだ

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ゆったりと流れる吉野川

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この辺りは、ドレスデン(ドイツ)からプラハ(チェコ)へ向かう列車から眺めたエルベ河を彷彿とさせる翡翠色。

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清冽な流れ 

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白い岩とのコントラストが美しい

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ラフティング?

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エメラルドグリーンの川は続く

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ちなみにこちらは2013年12月・遊覧船から撮影した大歩危

大歩危を過ぎても、しばらくは良い眺めが続く。吉野川の支流に入ると、川幅が狭くなり、水流も少なくなるが、川底まで見えるほど澄んでいる。列車は、川の流れに沿って付かず離れず進んで行くので、なかなか目が離せない。

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土佐山田あたりまで来ると、辺りが開けてくる。そろそろ終点の高知も近い。楽しい2時間は、アッという間だ。すると、再びアンパンマンのテーマソングが流れ、アンパンマンの声がする。乗車お礼の後、「みんなまた乗ってね」と言うのだが、これには、幼子でなくとも、つい大きく頷いてしまいそうだ。
とさ電のアンパンマンへと続く