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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ポルトからギマランイスへのつかの間観光

ポルトガルの旅
電車の発車まで、1時間20分もあるので、時間を有効にと、振り返れば全くバカな考えを起こして、駅から5分のクレリゴス教会まで行くことにした。教会だけのつもりが、塔など高いところへ登るのは、自分に禁じていたにも関わらず、時間があるからと登ってしまった。

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坂を下って登るとクレリゴス教会と塔 12/24撮影
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クレリゴス教会正面  12/23撮影

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教会内部

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塔からの景色

これが大失敗であった。76mの塔は、ポルトガル一の高さというだけあって、足はガクガク、大汗はかくわで、途端に体調不良に陥った。ギマランイスに行く前にこれではと、取り敢えずホテルに戻った。やや落ち着いてから、再び部屋を出て、ついでに通りがかりの店で、甘めの生地にハムをサンドしたパンとバカリャウのコロッケと揚げ物を買う。

改札機にチケットをタッチして、ホームに入っていた電車に乗り込む。電車内では検札があるので、タッチしないとだめだ。(駅から人が乗り込むたびに、車掌さんがくる。)少しすると、ブラジルから来たという男女が横に座る。ポルトガル語でいろいろ話しかけてくるが、全く解らない。英語は多少通じるものの、私同様、先方もあまり得意ではない。

塔へ登った余波が続いている私は、座席についてすぐ、一口づつ味見したパンと揚げ物で、更に体調が悪くなっていたこともあって、積極的に会話には入れない。次のカンパーニャ駅で席が空くと、移動してくれたのでホッとする。吐き気すら感じるので、これは大変と、肩や胃のマッサージに努めながら、ぼんやり外の景色に目をやる。

一面に広がる緑の畑。ところどころに、たわわに実ったレモンやオレンジが、アクセントになっていてきれいだ。何とヒマワリやカラーの花も咲いている。車内に表示されている外気温は、12度から13度。塔に登ってからずっとブラウス一枚でいたが、さすがに座っていると、少し寒く感じる。部屋で脱いできた、腹巻とレギンスが悔やまれる。

ちなみにこの日の私の服装は、綿ブラウスに、今回のために買ったウルトラライトダウンに、裏を付けていない綿とポリエステル混紡の極薄手のコートだ。一応カーディガンもバックに入れている。寒いのは足元だが、レッグウォーマーは置いてきた。ホカロンを使ったところで、歩けばすぐ暑くなると、我慢することにした。

前方に突然ホテルが見えて、街の規模も、これまでより大きくなったと思ったら、終点のギマランイスへ到着だ。降りてすぐ、帰りの時刻を確認しておく。2時前の電車を逃すと、次は2時間後だ。5時過ぎにポルト着では遅い。駅からホテルまで近いとはいえ、明るいうちに戻りたい。短いが、見学は2時間と決めて、歩き出す。