照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

陽射しが待ち遠しい季節

2月に入ったが、私にとって、アレレレという早さでもなく、1月は普通に過ぎていった。もう終わってしまったと、月が変わる度思ったのは、いつ頃までであったろうか。

行く季節を惜しむというよりも、どちらかといえば私は、次の季節を待ち望むことのほうが多い気がする。殊にこの時期は、早く春になってほしいと願う気持ちが強くなってくる。

「春は名のみの風の寒さか・・・」と、早春賦でも歌われているように、立春といえどもまだまだ寒さの最中だが、春という文字が入っているだけで心が浮き立つ。明日の節分で、季節は一区切り。

冬は、陽の差すことが多い東京に暮らしていてさえそうなのだから、日照時間が極端に短い、もしくはほとんど曇天が続く地域では、さぞかし光溢れる季節が待ち遠しいことか。

朝、陽射しがさほど強くない時間帯でも、日陰から光の中に入ると、ほのかに身体が温められる気がする。お日様って偉大だなと、有り難く感じる瞬間だ。暖房しない部屋だって、18度くらいまで上昇してずいぶん暖かくなる。

これが真夏になると、まったく逆のことを思うようになるが、自分の都合で、太陽に注文をつけてもしかたがない。太陽は、いつだってそこにあるだけで、人はその恩恵に与かっているに過ぎない。

昨日は、日曜日の陽射しが恋しいような1日であった。陽があると無いではまったく大違いだと、その恩恵を改めて知らしめてくれた。