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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

悪貨を駆逐して良貨が集まるようにするには自分が良貨になるしかない

藤野英人さんのツイッター(2/8付け)で、"社員を採用するときに何が大事ですか?と聞かれ・・"との記事が目に入った。"とにかく人柄、人格が大事と答えた"とおっしゃる藤野さんは、投資信託会社を経営されている。そして、"スキルは改善できるけど、人柄はなかなか改善できない。イジワルな人をいかに社からなくすか、入れないかを大事にしている。イジワルは会社をダメにする。"には、まったく同感だ。

私は経営者でもなければ、採用に携わった経験もないが、"イジワルは会社をダメにする"は、会社に勤めていた時まさに実感したことだ。でも、そこに気づかないで、雰囲気を軽視している管理職や経営者は多い。

かつて、同僚がしばらく職場を離れることになった時、彼女の後任選びには人柄を重視してもらいたいと考え、「仕事は、覚えるのに少々時間がかかっても、必ずできるようになります。でも、性質が良い人は得難いですよ」と上司に進言したことがある。その時の、かなりすったもんだした事情を詳しく書くわけにはいかないが、結局、それが受け入れられた。

でもその過程で、会社は、単に駒を動かすくらいにしか、人員配置を考えていないんだなと痛感した。それでも、悪貨が良貨を駆逐し終えてからでは遅いと、ちょっと頑張ってしまった。おかげで、同僚が復帰してくるまでの間、非常に気持ち良く仕事をすることができた。

また、取り引き先にとても感じの良い会社があって、社長に採用方針についてお伺いしたことがある。そしたら、やはり藤野さん同様、人柄第一で、社内の雰囲気に合う人を選ぶとおっしゃっていた。確かにその会社は、定着率も良く、もちろん業績も良かった。私が退職の挨拶に伺った際、更に詳しくいろいろな話をしてくれたが、その配慮にはさすがと感心させられた。

数値化できない価値がいかに業績に影響するか、その大事さに気づくか気づかないかって、それこそ経営者の人柄によるのではないだろうか。つまり、良貨の下には良貨が集まるってことかもしれない。