旅
竜骨部分 全体を写真に収めきれない大きさ 人と船の大きさを比べてみる。ノルウェー民俗博物館を出ると、隣にあるバイキング博物館まで10分ほど歩いて行く。こちらには大型観光バスも何台か停車しており、人気スポットのようだ。売店前のパラソルの下では、…
コン・ティキ博物館よりひとつ先の桟橋で降りて、15分位歩くとノルウェー民族博物館がある。広い敷地内に、全国から集められた古い時代の建物が展示されている。ここでは、かつての暮らしを再現している。パフォーマンスのためか、広い敷地内で会う人々も昔…
ボートから降りると目の前にあるシティホールへ向かった。ここではノーベル平和賞授与が行われる。晩餐会の間や壁画など見て回る。 窓辺から眺めるオスロの海は、静けさそのものであった。ゆったりとした時間が流れている。この穏やかな海を目にした時、写真…
シティホール前の船乗り場からボートで15分、コン・ティキ博物館の最寄り桟橋に到着する。トール・ヘイエルダールの『コン・ティキ号探検記』や『アク・アク』を夢中になって読んだ若い頃を思いだした。実物の大きなイカダに、(これで航海したんだ)と感慨深…
フロントで市内地図をもらい、2日間有効のオスロパスを購入する。効率良く回れば24時間パスでもよかったが、慌てるのは嫌だった。偶然ながら、今年はムンク生誕150年ということで、世界中からムンク作品が帰ってきているらしい。ムンク美術館とオスロ国立美…
ハワイを含むリゾート地は、私の旅先リストにはなかった。それが、思いがけず結婚式参列のため、2012年6月に訪れる事になった。 月曜日の式まで何をして過ごそうかと考えていた。土曜日は、ホノルル美術館に行くことにした。西洋と東洋の美術品5万点以上を…
短いスイス滞在だが、ベルンにも行こうと前日購入したチケットを持って電車に乗った。チューリッヒから1時間と近い。『マルタの優しい刺繍』という老女を主人公にした映画で、村から老女4人がバスでベルンにやってくる場面があった。ちょっと行ってみたい、…
ヴィンタートゥールから、電車で30分弱でチューリッヒ中央駅に着く。駅前のホテルを予約していたはずが、駅のどちら側にも見当たらない。とりあえず歩き始めた。 つい1週間前はチューリッヒ湖も凍る程の寒さだったようだが、今日は最高気温が10度と予想され…
賑わいのあるメインの通りを歩いていると、どこの店も美味しそうに思えてくる。カフェに入って、ビールと料理名がわからない一皿を注文する。混雑している店内で、テーブルに載っている率が高い物を選んでみただけで、私にさしたる基準はない。味は良かった…
駅のツーリストインフォメーションでミュージアムパスを購入し、ついでに市内地図も貰う。外にでて美術館バス乗り場を探すが良く解らないので、路線バスの列で待つことにする。しばらく待っていると、前方に停まったバンに乗り込む人の姿が見えた。もしやと…
ザ・コレクション・ヴィンタートゥール展に行ってみた。あちこちでポスターを目にしていたが、さほど興味を惹かれずにいた。たまたま同僚から券を頂いたので行ってみると、予想以上の素晴らしさに、ヴィンタートゥールという名前が心に刻まれた。2012年の2…
パリでは、ルーブル美術館側の、その名もホテル・ド・ルーブルに滞在した。美術館に籠るぐらいの意気込みで来たのに、絵を見る気力は失せていた。街全体が大きな美術館のようなフィレンツェに、魂はすっかり奪われていた。 結局パリでは、あちこち歩き回るだ…
フィレンツェからパリまではあっという間であった。窓際に席を取り、上空からの景色を飽くことなく眺めていた。地形がくっきりと見える。車が走っている。可愛いらしい家々が並んでいる。やがて平地から高さがでてくると、川の流れも遠のいてゆく。雪を抱く…
サンタ・マリア・デル・カルミネ教会のブランカッチ礼拝堂へ、マザッチョのフレスコ画を見ようと出かけたら休みであった。火曜日が休みとは迂闊であった。昨日時間があったのにと、悔やまれるが仕方がない。 旅先で買い物するのは稀だ。サンタ・マリア・ノッ…
ドゥオーモのクーポラへ登ろうと、朝一番に出かける。列に並んでいる間に読もうと、和辻哲郎著『イタリア古寺巡礼』をバッグに入れた。いざ取り出すと『風土』であった。自分の粗忽ぶりが嫌になる。そこへ丁度、日本人カップルがやってきて私の後ろについた…
パラティーナ美術館へは朝一番に訪れた。ピッティ宮の2階にあるこの美術館はとにかく広い。予期していなかったが、ここにはアルテミジア・ジェンティレスキの作品があった。それにカラバァッジョの作品もある。私にはこれだけでも充分すぎる程であったが、数…
ウフィツィ美術館で入場時間が早まった事に気を良くし、4時予約のアカデミア美術館へも、昼過ぎに行ってみた。するとすぐ入場できる券をくれたので嬉しくなる。入場券購入待ちの列を横目に中に入る。ミケランジェロ・ブオナローティ作『ダビデ像』の前はさす…
日本から予約したウフィツィ美術館への入館時間は昼過ぎであったが、入場券引き換えを先に済ましておこうと朝一番で出かけた。すると嬉しいことに、8時30分の券を渡してくれた。自分の予約時間より早いので、間違えてないかと確認をしたところ大丈夫と言う。…
フィレンツェは、道路の幅が狭い街であった。空港からのバスで中央駅前で降りると、ホテルへは徒歩で10分弱である。駅前からパンツァーニ通りへ入り、途中トルナブオーニ通りへ曲がらなければならない。通り名を示すプレートに、この狭い道がブランド店通…