照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

オスロにて〜先ずは街歩きついでにビールを一杯

フロントで市内地図をもらい、2日間有効のオスロパスを購入する。効率良く回れば24時間パスでもよかったが、慌てるのは嫌だった。偶然ながら、今年はムンク生誕150年ということで、世界中からムンク作品が帰ってきているらしい。ムンク美術館とオスロ国立美術館の場所を、地図に印を付けて教えてもらう。

ホテルを出ると先ず駅に行き、インターネットで予約しておいた、フィヨルドツアーとベルゲンからオスロまでのチケットを受け取る。フィヨルドツアーは周遊券のようなもので、私は、オスロからミュルダールまではノルウェー国鉄、その先はフロム鉄道、フロムからベルゲンまでは高速ボートの組み合わせで予約していた。これは個人の旅程により変わる。帰りのベルゲンからオスロまでは、自分で早割切符を手配した。その方がかなりお得だった。

ノルウェー国鉄のホームページで、予約可能になったら迷わず購入しないと、翌日には値段が上がっている。最初は、あまりの安さに何かの間違いかとためらって、翌日再確認したら既にやや高くなっていて驚いた。安い座席の枚数には限りがある。これはどこの国の早割も同じだ。移動する場合は、かなり前から計画的に手配した方がいい。特に物価がスイス並かそれ以上のノルウェーでは、このような工夫が大事だ。差額で食事ができる。安い座席といっても、普通の席で場所も選べる。
 
何時ものことながら、メインの通りから外れて歩き始める。意図的ではないが、私には足が向く方へ行くクセがあるようだ。また自分がピンときたのとは、逆へ進むと正しい道だったりする。オスロ湾を見下ろす小高い場所に登ってからぶらぶら歩いていると、通り沿いのカフェで食事している人々が目に入った。丈高い木々の下でのランチもいいかと早速入る。
 

グッドチョイスと言われてオーダーした一皿は、私の好みとはちょっと違ったが、ビールと一緒に頂く。歩いて汗ばんだ後には丁度良い木陰も、しばらく座っていると寒いくらいだ。7月中旬のノルウェーは、日本の4月初旬の感覚か。お会計を済ませて席を立つ。再び歩き始めて、オスロシティホール前、ピーペル湾の船乗り場へ着いた。ボートで15分のところにある、博物館へいくことにする。