照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ノルウェーへ〜空港からメルヘンチックな風景の中を電車で中心地へと向かう

かつてニューヨークへ行った折知り合った方と、旅先から絵葉書をやり取りしていた。ある年の、「ノルウェーフィヨルドを見て人生が変わりました」の文字に興味を惹かれた。だが、風景にさほど関心がない私は、いつか行ってみたいくらいの気持ちであった。

 
2013年7月は、ノルウェーへ旅する事にした。北欧4ヶ国を一冊にまとめたガイドブックは、あまり役に立たなそうで買わなかった。フランクフルト乗り継ぎでオスロへ行く。羽田で発券された、ボーディングパスに記載の搭乗口と違って焦った。乗り継ぎ地の空港で、掲示板で搭乗口を確認する事は必須だ。
 
36番から10番まで戻り、バスで飛行機まで行くと、殆どの人が座っていた。バスに乗る人の少なさに、オスロへ行く人はあまりいないものと思っていたが、自分が遅かっただけと解る。
 
2時間程で到着だ。空港から中央駅までは、30分位で着く。赤や黄色の家、緑の畑、赤いトラクターと、沿線に広がる光景はメルヘンの世界だ。カラフルな配色は、日照時間が短く冬が長い国の知恵なのか。午前10時過ぎ駅に降り立つと、7月中旬のオスロは、日差しはあるが寒かった。駅近くのホテルへチェックインして、部屋へ入るとすぐバスタブにお湯を張る。ゆったり入浴して、旅の疲れを癒す。部屋でしばし寛ぎながら、オスロはどんな街だろうと期待が高まっていた。